パッケージ情報
パッケージ | ピン数 LQFP (PM) | 64 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 1,000 | LARGE T&R |
MSP430FR4133 の特徴
- 組み込みマイクロコントローラ
- 最高 16MHz の 16 ビット RISC アーキテクチャ
- 1.8V~3.6V の広い電源電圧範囲 (最小電源電圧は SVS レベルにより制限されます。「Section 8.12.1.1」を参照)
- 最適化された低消費電力モード (3V 時)
- アクティブ・モード:126 µA/MHz
- スタンバイ・モード:リアルタイムクロック (RTC) カウンタと液晶ディスプレイ (LCD) で 1µA 未満
- シャットダウン (LPM4.5):15nA
- 高性能アナログ
- 10 チャネル、10 ビットの A/D コンバータ (ADC)
- 内蔵の 1.5V 基準電圧
- サンプル・アンド・ホールド 200ksps
- 低消費電力 LCD ドライバ
- 最大 4×36 または 8×32 セグメントの LCD 構成をサポート
- オンチップ・チャージ・ポンプによりスタンバイ・モード (LPM3.5) で LCD をアクティブに維持
- 各 LCD ピンはソフトウェアで SEG または COM に構成可能
- 0.06V ステップで 2.6V~3.5V のコントラスト制御
- 10 チャネル、10 ビットの A/D コンバータ (ADC)
- 低消費電力の強誘電体 RAM (FRAM)
- 最大 15.5KB の不揮発性メモリ
- エラー訂正コード (ECC) 搭載
- 書き込み保護を構成可能
- プログラム、定数、ストレージのユニファイド・メモリ
- 書き込みサイクルの耐久性:1015 回
- 放射線耐性と非磁性
- インテリジェントなデジタル・ペリフェラル
- IR 変調ロジック
- 2 つの 16 ビット・タイマ、それぞれに 3 つのキャプチャ / 比較レジスタを搭載 (Timer_A3)
- 1 つの 16 ビット・カウンタ専用 RTC カウンタ
- 16 ビットの巡回冗長性検査 (CRC)
- 拡張シリアル通信
- 拡張 USCI A (eUSCI_A) により UART、IrDA、SPI をサポート
- 拡張 USCI B (eUSCI_B) により SPI および I2C をサポート
- クロック・システム (CS)
- オンチップの 32kHz RC 発振器 (REFO)
- オンチップの 16MHz デジタル制御発振器 (DCO)、周波数ロック・ループ (FLL) 付き
- オンチップの基準電圧は室温で ±1% 精度
- オンチップの超低周波数 10kHz 発振器 (VLO)
- オンチップの高周波数変調発振器クロック (MODCLK)
- 外付けの 32kHz 水晶発振器 (XT1)
- 1~128 にプログラム可能な MCLK プリスケーラ
- 1、2、4、8 にプログラム可能なプリスケーラを使って MCLK から SMCLK を生成
- 汎用入出力およびピン機能
- 64 ピンのパッケージに 60 の I/O を搭載
- 16 本の割り込みピン (P1、P2) により、MCU を LPM からウェイクアップ可能
- すべての I/O で静電容量式タッチ機能をサポート
- 開発ツールとソフトウェア
- 開発キット (MSP-EXP430FR4133 LaunchPad™ 開発キットおよび MSP‑TS430PM64D ターゲット開発ボード)
- 無償ソフトウェア ( MSP430Ware™ ソフトウェア)
- ファミリ・メンバー (「Section 6」も参照)
- MSP430FR4133:15KB のプログラム FRAM + 512 バイトの情報 FRAM + 2KB の RAM
- MSP430FR4132:8KB のプログラム FRAM + 512 バイトの情報 FRAM + 1KB の RAM
- MSP430FR4131:4KB のプログラム FRAM + 512 バイトの情報 FRAM + 512B の RAM
- パッケージ・オプション
- 64 ピン:LQFP (PM)
- 56 ピン:TSSOP (G56)
- 48 ピン:TSSOP (G48)
MSP430FR4133 に関する概要
超低消費電力 (ULP) の MSP430FR41xx マイクロコントローラ・ファミリは、リモート・コントローラ、サーモスタット、スマート・メータ、血糖値測定器、血圧計など、内蔵した 10 ビット ADC を活用する低コストの LCD 機器に対応します。この MCU には強力な 16 ビット RISC CPU、16 ビット・レジスタ、および定数ジェネレータが搭載されているため、最高水準のコード効率を実現できます。また、デジタル制御発振器 (DCO) により、低消費電力モードからアクティブ・モードへ 10µs 未満でウェイクアップできます。アーキテクチャに多様な低消費電力モードを組み合わせ、携帯型測定機器で長いバッテリ駆動時間を実現するように最適化されています。
MSP430™ FRAM マイクロコントローラ・プラットフォームは、独自の組み込み FRAM (強誘導体メモリ) と包括的な超低消費電力のシステム・アーキテクチャを組み合わせたものであり、システム設計において性能の向上と消費電力の削減を両立できます。FRAM テクノロジーは、RAM の低消費電力で高速な書き込み、柔軟性、耐久性と、フラッシュの不揮発性動作を併せ持つものです。
MSP430FR41x MCU は、ハードウェアおよびソフトウェアの大規模なエコシステムによってサポートされており、リファレンス・デザインやコード・サンプルを利用して設計をすぐに開始できます。MSP430FR41xx 用の開発キットには、MSP-EXP430FR4133 LaunchPad™ 開発キットと MSP-TS430PM64D 64 ピン・ターゲット開発ボードがあります。また、テキサス・インスツルメンツは無償の MSP430Ware™ ソフトウェアも提供しており、Code Composer Studio™ IDE デスクトップのコンポーネントとして利用できます。TI Resource Explorer ではクラウド・バージョンも利用可能です。MSP430 MCU は、テキサス・インスツルメンツのハウスキーピング・サンプル・シリーズ、MSP Academy トレーニング、 TI E2E™ サポート・フォーラムによるオンライン・サポートなどの豊富なオンライン資料によってもサポートされています。
モジュールの詳細な説明については、 『MSP430FR4xx and MSP430FR2xx family Users Guide』 (英語) を参照してください。