パッケージ情報
パッケージ | ピン数 VQFN (RHL) | 24 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 125 |
パッケージ数量 | キャリア 3,000 | LARGE T&R |
SN74AXCH8T245 の特徴
- 認定済みの完全に構成可能なデュアル・レール設計により、各ポートは0.65V~3.6Vの範囲の電源電圧で動作可能
- 動作温度範囲: -40℃~+125℃
- データ入力時のバス・ホールドにより、外部のプルアップまたはプルダウン抵抗が不要
- 複数の方向制御ピンにより、昇圧と降圧の変換を同時に実行
- 最高380Mbpsをサポート(1.8Vから3.3Vへの変換時)
- VCC絶縁機能により、電源オフ時に両方のバスを実質的に絶縁
- 部分的パワーダウン・モードにより、電源オフ時にバックフロー電流を制限
- SN74AVCH8T245および74AVCH8T245レベル・シフタと互換
- JESD 78、Class II準拠で100mA超のラッチアップ性能
- JESD 22を超えるESD保護
- 人体モデルで8000V
- 荷電デバイス・モデルで1000V
SN74AXCH8T245 に関する概要
SN74AXCH8T245デバイスは、8ビットの非反転バス・トランシーバで、最新の電圧ノード(0.7V、0.8V、0.9V)で動作しているデバイスと、業界標準の電圧ノード(1.8V、2.5V、3.3V)で動作しているデバイスとの間で、電圧レベル不一致の問題を双方向に解決できます。
このデバイスは、2つの独立した電源レール(VCCAとVCCB)を使用して動作します。データ・ピンA1~A8はVCCAに追従し、データ・ピンB1~B8はVCCBに追従するよう設計されています。どちらの電源レールも0.65V~3.6Vの任意の電圧で動作します。また、SN74AXCH8T245は単一電源システムとも互換性があります。
SN74AXCH8T245デバイスは、データ・バス間の非同期通信用に設計されています。このデバイスは、方向制御(DIR1およびDIR2)入力の論理レベルに応じて、AバスからBバス、またはBバスからAバスにデータを転送します。出力イネーブル(OE)入力を使用すると、出力をディセーブルにして、バスを実質的に絶縁できます。
SN74AXCH8T245デバイスは、制御ピン(DIRおよびOE)がVCCAを基準とするよう設計されています。
アクティブなバス・ホールド回路により、使用されていない、または駆動されていないピンは、有効なロジック状態に保持されます。バス・ホールド回路と、プルアップまたはプルダウン抵抗との併用は推奨しません。VCCAまたはVCCBに電源が存在する場合、バス・ホールド回路は対応するすべてのAおよびBポートについて、方向制御や出力イネーブルとは独立に、常時アクティブに維持されます。
このデバイスは、Ioffを使用する部分的パワーダウン・アプリケーション用に完全に動作が規定されています。Ioff回路は、デバイスの電源がオフになったとき、出力をディセーブルにします。これによってデバイスへの電流の逆流が抑止され、デバイスが損傷から保護されます。
VCC絶縁機能により、いずれかのVCC入力電圧が100mV未満になると、すべてのレベル・シフタ出力がディセーブルされ、高インピーダンス状態になります。電源投入時または切断時にレベル・シフタI/Oが高インピーダンス状態であることを保証するため、OEはプルアップ抵抗を経由してVCCAに接続する必要があります。この抵抗の最小値は、ドライバの電流シンク能力によって決まります。