JAJSLO8C December   2020  – November 2022 DP83TG720R-Q1

PRODUCTION DATA  

  1. 特長
  2. アプリケーション
  3. 概要
  4. 改訂履歴
  5. デバイス比較表
  6. ピン構成および機能
    1.     ピン機能
    2. 6.1 ピンの状態
    3. 6.2 ピンの電源ドメイン
  7. 仕様
    1. 7.1 絶対最大定格
    2. 7.2 ESD 定格
    3. 7.3 推奨動作条件
    4. 7.4 熱に関する情報
    5. 7.5 電気的特性
    6. 7.6 タイミング要件
    7. 7.7 タイミング図
    8. 7.8 LED の駆動特性
  8. 詳細説明
    1. 8.1 概要
    2. 8.2 機能ブロック図
    3. 8.3 機能説明
      1. 8.3.1 診断ツール・キット
        1. 8.3.1.1 信号品質インジケータ
        2. 8.3.1.2 時間領域反射計測
        3. 8.3.1.3 データパス用内蔵セルフ・テスト
          1. 8.3.1.3.1 ループバック・モード
          2. 8.3.1.3.2 データ・ジェネレータ
          3. 8.3.1.3.3 データパスの BIST のプログラミング
        4. 8.3.1.4 温度および電圧センシング
        5. 8.3.1.5 静電気放電 (ESD) 検出
      2. 8.3.2 準拠性テスト・モード
        1. 8.3.2.1 テスト・モード 1
        2. 8.3.2.2 テスト・モード 2
        3. 8.3.2.3 テスト・モード 4
        4. 8.3.2.4 テスト・モード 5
        5. 8.3.2.5 テスト・モード 6
        6. 8.3.2.6 テスト・モード 7
    4. 8.4 デバイスの機能モード
      1. 8.4.1  パワーダウン
      2. 8.4.2  リセット
      3. 8.4.3  スタンバイ
      4. 8.4.4  通常
      5. 8.4.5  スリープ
      6. 8.4.6  状態遷移
        1. 8.4.6.1 状態遷移 #1 - スタンバイから通常動作へ
        2. 8.4.6.2 状態遷移 #2 - 通常動作からスタンバイへ
        3. 8.4.6.3 状態遷移 #3 - 通常動作からスリープへ
        4. 8.4.6.4 状態遷移 #4 - スリープから通常動作へ
      7. 8.4.7  MDI (Media Dependent Interface)
        1. 8.4.7.1 MDI マスタと MDI スレーブの構成
        2. 8.4.7.2 自動極性検出および訂正
      8. 8.4.8  MAC インターフェイス
        1. 8.4.8.1 RGMII (Reduced Gigabit Media Independent Interface)
      9. 8.4.9  シリアル・マネージメント・インターフェイス
      10. 8.4.10 ダイレクト・レジスタ・アクセス
      11. 8.4.11 拡張レジスタ・スペース・アクセス
      12. 8.4.12 書き込みアドレス動作
        1. 8.4.12.1 書き込みアドレス動作の例
      13. 8.4.13 読み出しアドレス動作
        1. 8.4.13.1 読み出しアドレス動作の例
      14. 8.4.14 書き込み動作 (ポスト・インクリメントなし)
        1. 8.4.14.1 書き込み動作の例 (ポスト・インクリメントなし)
      15. 8.4.15 読み出し動作 (ポスト・インクリメントなし)
        1. 8.4.15.1 読み出し動作の例 (ポスト・インクリメントなし)
      16. 8.4.16 書き込み動作 (ポスト・インクリメントあり)
        1. 8.4.16.1 書き込み動作の例 (ポスト・インクリメントあり)
      17. 8.4.17 読み出し動作 (ポスト・インクリメントあり)
        1. 8.4.17.1 読み出し動作の例 (ポスト・インクリメントあり)
    5. 8.5 プログラミング
      1. 8.5.1 ストラップ構成
      2. 8.5.2 LED の構成
      3. 8.5.3 PHY アドレスの設定
    6. 8.6 レジスタ・マップ
      1. 8.6.1 レジスタ・アクセスの概要
      2. 8.6.2 DP83TG720 Registers
        1. 8.6.2.1 基本レジスタ
  9. アプリケーションと実装
    1. 9.1 アプリケーション情報
    2. 9.2 代表的なアプリケーション
      1. 9.2.1 設計要件
  10. 10電源に関する推奨事項
  11. 11テキサス・インスツルメンツの 100BT1 PHY との互換性
  12. 12レイアウト
    1. 12.1 レイアウトのガイドライン
      1. 12.1.1 信号トレース
      2. 12.1.2 復帰パス
      3. 12.1.3 物理メディアの接続
      4. 12.1.4 金属注入
      5. 12.1.5 PCB 層スタッキング
  13. 13デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 13.1 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    2. 13.2 サポート・リソース
    3. 13.3 商標
    4. 13.4 静電気放電に関する注意事項
    5. 13.5 用語集
  14. 14メカニカル、パッケージ、および注文情報
    1. 14.1 付録:パッケージ・オプション
      1. 14.1.1 パッケージ情報
      2. 14.1.2 テープおよびリール情報

パッケージ・オプション

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

基本レジスタ

「基本レジスタ」に、基本レジスタを示します。「基本レジスタ」にないレジスタ・オフセット・アドレスはすべて予約済みと見なして、レジスタの内容は変更しないでください。

IEEE で定義された基本レジスタは、802.3 の 22 項に従って設定されています。これらのレジスタは基本的なステータス、制御、識別機能を提供します。

表 8-152 基本レジスタ
オフセット略称レジスタ名セクション
0x0Basic_Mode_Control_表示
0x1Basic_Mode_Status_表示
0x2PHY_Identification__1表示
0x3PHY_Identification__2表示
0xDExtended__Control_Register表示
0xEAddress_or_Data_表示
0x10PHY_Control_表示
0x11PHY_Configuration_表示
0x12Interrupt_Status__1表示
0x13Interrupt_Status__2表示
0x16Loopback_Control_表示
0x18Interrupt_Status__3表示
1x0ETDR_Control_表示
0x1FPHY_Reset_表示
0x180Receiver_Status_表示

表の小さなセルに収まるように、複雑なビット・アクセス・タイプを記号で表記しています。表 8-153 に、このセクションでアクセス・タイプに使用している表記を示します。

表 8-153 基本レジスタのアクセス・タイプ・コード
アクセス・タイプコード説明
読み出しタイプ
RR読み出し
書き込みタイプ
WW書き込み
W0CW0C0 を書き込むことでクリア
W0SW0S0 を書き込むことでセット
WMCW

手動クリアでデフォルト値を書き込み (クリア・イベントについてはレジスタの説明を参照)

WMC、0 W

手動クリアで 0 を書き込み (クリア・イベントについてはレジスタの説明を参照)

WMC、1 W

手動クリアで 1 を書き込み (クリア・イベントについてはレジスタの説明を参照)

WSCW書き込み
WSC、0 W 自動クリアで 0 を書き込み
リセットまたはデフォルト値
-nリセット後の値またはデフォルト値

6.2.1.1 Basic_Mode_Control_ レジスタ (オフセット = 0x0) [リセット = 0x140]

表 8-154 に、Basic_Mode_Control_ を示します。

概略表に戻ります。

表 8-154 Basic_Mode_Control_ レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
15MII リセットR/WMC0x0

MII のリセット

0x0 = リセットしない

0x1 = デジタル入力をリセット、全 MII レジスタ (0x0~0xF) をデフォルト値にリセット

14MII ループバック有効化R/W0x0

MII ループバックの有効化

0x0 = MII ループバックなし

0x1 = MII ループバックあり

13速度選択 LSBR0x0

速度選択の LSB

0x2 = 1000Mb/s

12RESERVEDR0x0

予約済み

11パワーダウン・モード有効化R/W0x0

パワーダウン・モードの有効化

0x0 = 通常モード

0x1 = レジスタまたはピンによるパワーダウン

10分離モード有効化R/W0x0

分離モードの有効化

0x0 = 通常モード

0x1 = 分離モード

9RESERVEDR0x0

予約

8二重モードR0x1

二重モード

0x0 = 半二重

0x1 = 全二重

7RESERVEDR0x0

予約済み

6速度選択 MSBR0x1

速度選択の MSB

0x2 = 1000Mb/s

5RESERVEDR0x0

予約済み

4-0RESERVEDR0x0

予約済み

6.2.1.2 Basic_Mode_Status_ レジスタ (オフセット = 0x1) [リセット = 0x141]

表 8-155 に、Basic_Mode_Status_ を示します。

概略表に戻ります。

表 8-155 Basic_Mode_Status_ レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
15100BASE-T4R0x0

100BASE-T4

0x0 = PHY は 100BASE-T4 を実行できない

0x1 = PHY は 100BASE-T4 を実行できる

14100BASE-TX 全二重R0x0

100BASE-TX 全二重

0x0 = PHY は全二重 100BASE-X を実行できない

0x1 = PHY は全二重 100BASE-X を実行できる

13 100BASE-TX 半二重R0x0

100BASE-TX 半二重

0x0 = PHY は半二重 100BASE-X を実行できない

0x1 = PHY は半二重 100BASE-X を実行できる

1210BASE-T 全二重R0x0

10BASE-T 全二重

0x0 = PHY は全二重モードの 10Mb/s で動作できない

0x1 = PHY は全二重モードの 10Mb/s で動作できる

11 10BASE-T 半二重R0x0

10BASE-T 半二重

0x0 = PHY は半二重モードの 10Mb/s で動作できない

0x1 = PHY は半二重モードの 10Mb/s で動作できる

10100BASE-T2 全二重R0x0

100BASE-T2 全二重

0x0 = PHY は全二重の 100BASE-T2 を実行できない

0x1 = PHY は全二重の 100BASE-T2 を実行できる

9 100BASE-T2 半二重R0x0

100BASE-T2 半二重

0x0 = PHY は半二重の 100BASE-T2 を実行できない

0x1 = PHY は半二重の 100BASE-T2 を実行できる

8拡張ステータス・レディR0x1

レジスタ 0xf の拡張ステータス

0x0 = レジスタ 0xF に拡張ステータス情報はない

0x1 = レジスタ 0xF に拡張ステータス情報がある

7RESERVEDR0x0

予約済み

6SMI プリアンブル抑制R0x1

SMI プリアンブルの抑制

0x0 = プリアンブルが抑制された管理フレームを PHY は受信しない

0x1 = プリアンブルが抑制された管理フレームを PHY は受信する

5RESERVEDR0x0

予約済み

4RESERVEDR/W0C0x0

予約済み

3RESERVEDR0x0

予約済み

2リンク・ステータスR/W0S0x0

リンク・ステータス、Low をラッチ

0x0 = リンクはダウン (通信途絶) している

0x1 = リンクはアップ (通信可能)

1RESERVEDR/W0C0x0

予約済み

0拡張機能R0x1

拡張機能のステータス

0x0 = 基本レジスタ・セット機能のみ

0x1 = 拡張レジスタ機能

6.2.1.3 PHY_Identification__1 レジスタ (オフセット = 0x2) [リセット = 0x2000]

表 8-156 に、PHY_Identification__1 を示します。

概略表に戻ります。

表 8-156 PHY_Identification__1 レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
15-0管理組織識別子 (OUI:Organizationally Unique Identifier) ビット [21:6]R0x2000

6.2.1.4 PHY_Identification__2 レジスタ (オフセット = 0x3) [リセット = 0xA000]

表 8-157 に、PHY_Identification__2 を示します。

概略表に戻ります。

表 8-157 PHY_Identification__2 レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
15-10管理組織識別子 (OUI:Organizationally Unique Identifier) ビット [5:0]R0x28
9-4モデル番号R0x0

ベンダ・モデル番号:ベンダ・モデル番号の 6 ビットはビット 9~4 に割り当てられています。

3-0リビジョン番号R0x0

モデル・リビジョン番号:ベンダ・モデル・リビジョン番号の 4 ビットはビット 3~0 に割り当てられています。このフィールドは、すべての主要なデバイス変更に対してインクリメントされます。

6.2.1.5 Extended__Control_Register レジスタ (オフセット = 0xD) [リセット = 0x0]

表 8-158 に、Extended__Control_Register を示します。

概略表に戻ります。

表 8-158 Extended__Control_Register レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
15-14拡張レジスタ・コマンドR/W0x0

拡張レジスタ・コマンド:

0x0 = アドレス

0x1 = データ、ポスト・インクリメントなし

0x2 = データ、読み出しおよび書き込み時にポスト・インクリメント

0x3 = データ、書き込み時のみにポスト・インクリメント

13-5RESERVEDR0x0

予約済み

4-0DEVADR/W0x0

デバイス・アドレス:ビット [4:0] はデバイス・アドレス (DEVAD) であり、ADDAR レジスタ 0x000E (適切な MMD へのアドレス / データ・レジスタ) のすべてのアクセスを指示します。特に DP83TC811S-Q1 は、アドレスが 0x04D1 以下のレジスタへのアクセスのためにベンダ固有の DEVAD [4:0] = "11111" を使います。MMD1 の場合、DEVAD[4:0] = "00001" をアクセスします。レジスタ REGCR および ADDAR によるすべてのアクセスでは、MMD と MMD1 のどちらにも DEVAD を使う必要があります。その他の DEVAD を使ったトランザクションは無視されます。

6.2.1.6 Address_or_Data_ レジスタ (オフセット = 0xE) [リセット = 0x0]

表 8-159 に、Address_or_Data_ を示します。

概略表に戻ります。

表 8-159 Address_or_Data_ レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
15-0アドレス / データR/W0x0

REGCR レジスタ 15:14 = '00’ の場合、MMD DEVAD のアドレス・レジスタを保持します。それ以外の場合、MMD DEVAD のデータを保持します。

6.2.1.7 PHY_Control_ レジスタ (オフセット = 0x10) [リセット = 0x4]

表 8-160 に、PHY_Control_ を示します。

概略表に戻ります。

表 8-160 PHY_Control_ レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
15-11RESERVEDR0x0

予約済み

10チャネル OKR/W0S0x0

チャネル OK、Low をラッチ

0x0 = チャネル OK がリセットされた

0x1 = チャネル OK がセットされている

9デスクランブラ・ロックR/W0S0x0

デスクランブラ・ロック、Low をラッチ

0x0 = デスクランブラがロックされた

0x1 = デスクランブラはロックされている

8RESERVEDR0x0

予約済み

7割り込みピン・ステータス0x0

割り込みピンのステータス、レジスタ 0x12 の読み出し時にクリア

0x0 = 割り込みピンがセットされていない

0x1 = 割り込みピンがセットされている

6-4RESERVEDR0x0

予約済み

3MII ループバック・ステータスR0x0

MII ループバックのステータス

0x0 = MII ループバックなし

0x1 = MII ループバックあり

2二重モード・ステータスR0x1

二重モードのステータス

0x0 = 半二重

0x1 = 全二重

1RESERVEDR0x0

予約済み

0リンク・ステータスR0x0

リンクのステータス

0x0 = リンクはダウン (通信途絶) している

0x1 = リンクはアップ (通信可能)

6.2.1.8 PHY_Configuration_ レジスタ (オフセット = 0x11) [リセット = 0x8]

表 8-161 に、PHY_Configuration_ を示します。

概略表に戻ります。

表 8-161 PHY_Configuration_ レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
15MAC クロック無効化R/W0x0

MAC クロックの無効化

0x0 = MAC への clk_125 を維持する

0x1 = IEEE パワーセーブ・モードで MAC への clk_125 を停止する

14強制電力モード有効化R/W0x0

レジスタからのパワーセーブ・モードの設定の有効化

13-11RESERVEDR/W0x0

予約済み
0x0 として書き込む必要があります。

10-4RESERVEDR0x0

予約済み

3割り込みピン極性R/W0x1

割り込みピンの極性

0x0 = アクティブ High

0x1 = アクティブ Low

2割り込みピン強制R/W0x0

割り込みピンの強制

0x0 = 割り込みピンを強制しない

0x1 = 割り込みピンを強制する

1割り込み有効化R/W0x0

割り込みの有効化

0x0 = 割り込みを無効化する

0x1 = 割り込みを有効化する

0RESERVEDR/W0x0

予約済み
0x0 として書き込む必要があります。

6.2.1.9 Interrupt_Status__1 レジスタ (オフセット = 0x12) [リセット = 0x0]

表 8-162 に、Interrupt_Status__1 を示します。

概略表に戻ります。

表 8-162 Interrupt_Status__1 レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
15低リンク品質割り込みR0x0

低リンク品質割り込みのステータス

14エネルギー検出割り込みR0x0

エネルギー検出変化割り込みのステータス

13リンク・ステータス変化割り込みR0x0

リンク・ステータス変化割り込みのステータス

12RESERVEDR0x0

予約済み

11ESD イベント割り込みR0x0

ESD フォルト検出割り込みのステータス

101000BASE-T1 リンク・トレーニング完了割り込みR0x0

トレーニング完了割り込みのステータス

9-8RESERVEDR0x0

予約済み

7リンク品質割り込み有効化R/W0x0

低リンク品質割り込みの有効化

6エネルギー検出割り込み有効化R/W0x0

エネルギー検出変化割り込みの有効化

5リンク・ステータス変化割り込み有効化R/W0x0

リンク・ステータス変化割り込みの有効化

4RESERVEDR0x0

予約済み

3ESD イベント割り込み有効化R/W0x0

ESD フォルト検出割り込みの有効化

21000BASE-T1 リンク・トレーニング完了有効化R/W0x0

トレーニング完了割り込みの有効化

1-0RESERVEDR0x0

予約済み

6.2.1.10 Interrupt_Status__2 レジスタ (オフセット = 0x13) [リセット = 0x0]

表 8-163 に、Interrupt_Status__2 を示します。

概略表に戻ります。

表 8-163 Interrupt_Status__2 レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
15低電圧割り込みR0x0

低電圧割り込みのステータス

14過電圧割り込みR0x0

過電圧割り込みのステータス

13-12RESERVEDR0x0

予約済み

11過熱割り込みR0x0

過熱割り込みのステータス

10スリープ・モード変化割り込みR0x0

スリープ・モード変化割り込みのステータス

9RESERVEDR0x0

予約

8not_one_hot_intR0x0

非ワン・ホット割り込みのステータス

7低電圧割り込み有効化R/W0x0

低電圧割り込みの有効化

6過電圧割り込み有効化R/W0x0

過電圧割り込みの有効化

5-4RESERVEDR0x0

予約済み

3過熱割り込み有効化R/W0x0

過熱割り込みの有効化

2スリープ・モード変化割り込み有効化R/W0x0

スリープ・モード変化割り込みの有効化

1-0RESERVEDR0x0

予約済み

6.2.1.11 Loopback_Control_ レジスタ (オフセット = 0x16) [リセット = 0x0]

表 8-164 に、Loopback_Control_ を示します。

概略表に戻ります。

表 8-164 Loopback_Control_ レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
15-11RESERVEDR0x0

予約済み

10PRBS チェッカ同期喪失R/W0C0x0

PRBS チェッカ同期喪失の表示:

0x0 = PRBS チェッカは同期を失っていない

0x1 = PRBS チェッカは同期を失った

9RESERVEDR0x0

予約

8コア電力モードR0x0

1b = コアは通常電力モード 0b = コアはパワーダウンまたはスリープ・モード

0x0 = コアはパワーダウンまたはスリープ・モード

0x1 = コアは通常電力モード

7PCS デジタル・ループバック有効化R/W0x0

PCS デジタル・ループバック

0x0 = PCS デジタル・ループバックは無効

0x1 = PCS デジタル・ループバックは有効

6ループバックでのデータ送信有効化R/W0x0

MII ループバック・データを MDI に送信します。このビットは、MII ループバック・モードでのみ使われます。

0x0 = MDI へのデータを抑制

0x1 = MDI にデータを送信

5-0ループバック選択R/W0x0

ループバック・モードの選択

0x1 = PCS ループ

0x2 = RS ループ

0x4 = デジタル・ループ

0x8 = アナログ・ループ

0x10 = 逆ループ

0x20 = 外部逆ループ

6.2.1.12 Interrupt_Status__3 レジスタ (オフセット = 0x18) [リセット = 0x8]

表 8-165 に、Interrupt_Status__3 を示します。

概略表に戻ります。

表 8-165 Interrupt_Status__3 レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
15ACK 受信割り込みR0x0

ACK 受信割り込みのステータス (OAM)

14TX 有効 CLR 割り込みR0x0

mr_tx_valid クリア割り込みのステータス (OAM)

13-12RESERVEDR0x0

予約済み

11POR 完了割り込みR0x0

POR 完了割り込みのステータス

10フレームなし割り込みR0x0

フレームなし検出割り込みのステータス

9ウェーク要求割り込みR0x0

ウェーク要求割り込みのステータス

8LPS 割り込みR0x0

LPS 割り込みのステータス

7ACK 受信割り込み有効化R/W0x0

ACK 受信割り込みの有効化 (OAM)

6TX 有効 CLR 割り込み有効化R/W0x0

Mr_tx_valid クリア割り込みの有効化 (OAM)

5-4RESERVEDR0x0

予約済み

3POR 完了割り込み有効化R/W0x1

POR 完了割り込みの有効化

2フレームなし割り込み有効化R/W0x0

フレームなし検出割り込みの有効化

1ウェーク要求割り込み有効化R/W0x0

ウェーク要求割り込みの有効化

0LPS 割り込み有効化R/W0x0

LPS 割り込みの有効化

6.2.1.13 TDR_Control_ レジスタ (オフセット = 0x1E) [リセット = 0x0]

表 8-166 に、TDR_Control_ を示します。

概略表に戻ります。

表 8-166 TDR_Control_ レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
15TDR 開始R/WMC0x0

TDR を手動で開始

0x0 = TDR なし

0x1 = TDR 開始

14TDR 自動実行有効化R/W0x0

リンク・ダウン時の TDR 自動実行を有効化

0x0 = TDR は手動で開始

0x1 = TDR はリンク・ダウン時に自動的に開始

13-2RESERVEDR0x0

予約済み

1TDR 完了R0x0

TDR 完了:

0x0 = ケーブル診断は未完了

0x1 = ケーブル測定プロセスが完了したことを示す

0TDR テスト失敗R0x0

TDR テストの失敗:

0x0 = TDR は障害を起こしていない

0x1 = TDR ケーブル測定プロセスが失敗した

6.2.1.14 PHY_Reset_ レジスタ (オフセット = 0x1F) [リセット = 0x0]

表 8-167 に、PHY_Reset_ を示します。

概略表に戻ります。

表 8-167 PHY_Reset_ レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
15ハードウェア・リセットR/WMC0x0

ハードウェア・リセット:

0x0 = 通常動作

0x1 = PHY をリセット。このビットは自動的にクリアされ、RESET_N ピンと同じ効果を持っています。

14ソフトウェア・リスタートR/WMC0x0

ソフトウェア・リスタート:

0x0 = 通常動作

0x1 = PHY を再起動。このビットは自動的にクリアされ、電流制御レジスタ値を除くすべての PHY 回路をリセットします。

13-0RESERVEDR/W0x0

予約済み
0x0 として書き込む必要があります。

6.2.1.15 Receiver_Status_ レジスタ (オフセット = 0x180) [リセット = 0x0]

表 8-168 に、Receiver_Status_ を示します。

概略表に戻ります。

表 8-168 Receiver_Status_ レジスタのフィールドの説明
ビット フィールド タイプ リセット 説明
15-13 RESERVED R 0x0

予約済み

12 リンク・ステータス R 0x0

リンク・ステータス (ラッチなし):

0x0 = リンクなし

0x1 = 有効なリンクが確立済み

11-3 RESERVED R 0x0

予約済み

2 デスクランブラ・ロック R 0x0

デスクランブラ・ロックのステータス:

0x0 = デスクランブラはロックされていない

0x1 = デスクランブラは受信シンボルにロックされている

1 ローカル・レシーバ・ステータス R 0x0

ローカル・レシーバのステータス:

0x0 = ローカル PHY が無効なリンクを受信した

0x1 = ローカル PHY が有効なリンクを受信した

0 リモート・レシーバ・ステータス R 0x0

リモート・レシーバのステータス:

0x0 = リモート PHY が無効なリンクを受信した

0x1 = リモート PHY が有効なリンクを受信した