JAJSOP6C May 2022 – February 2025 TPS65219
PRODUCTION DATA
パワーアップ時、nINT ピンの出力は INT_SOURCE フラグの設定の有無と INT_MASK_BUCKS レジスタ内の MASK_EFFECT ビットの設定に依存します。1 つ以上のフラグが設定されている場合、nINT ピンは Low にプルされ、「1」を書き込んでこれらのフラグがクリアされた後にのみ High に解除されます。なお、nINT ピンはプルアップ用の VIO 電圧が利用可能な場合にのみ High へ遷移できます。
アクティブまたはスタンバイ状態では、nINT ピンはイベントまたは故障状態をホスト プロセッサに通知します。IC で故障またはイベントが発生するたびに、対応する割り込みビットが INT レジスタに設定され、オープン ドレイン出力が Low に駆動されます。デバイスが初期化状態に遷移した場合、オフ要求と故障のどちらによって遷移がトリガされたかにかかわらず、nINT ピンも同様に Low になります。
故障が解消された場合、故障ビットに対してW1C(「1」を書き込むことでクリア)を実行する必要があります。また、このコマンドにより、nINT ピンを解放することもできます(Hi-Z状態に戻る)。
故障が解消されない場合、対応するビットは設定されたままとなり、INT ピンは Low のままです。
UV 故障は、INT_MASK_UV レジスタで、レールごとに個別にマスクできます。温度センサは、MASK_CONFIG レジスタの SENSOR_x_WARM_MASK で個別にマスクできます。UV と WARM のマスクの影響は、MASK_CONFIG レジスタの MASK_EFFECT ビットでグローバルに定義されます。
RV 故障に対する nINT の反応は、MASK_CONFIG レジスタの MASK_INT_FOR_RV ビットでグローバルに定義されます。
同じレールで OC 検出と UV 検出をマスクすることは推奨されていません。