JAJSFK1E November 2014 – March 2022 TPS65400
PRODUCTION DATA
TPS65400 には PMBus/I2C 互換のデジタル・インターフェイスが搭載されています。これにより、レギュレート電圧、電源シーケンス、位相インターリーブ、動作周波数、動作ステータスの読み戻しなどをランタイムで変更でき、コアチップがシステム性能を最適化するために役立ちます。
TPS65400 は、4つの大電流降圧スイッチング・レギュレータ (SW1、SW2、SW3、SW4) および内蔵 FET で構成されます。スイッチング電源は、プロセッサ、FPGA、ASIC、メモリ、デジタル I/O などの大電流のデジタル回路に電力を供給することを目的としています。SW1 と SW2 は 各 4A、SW3 と SW4 は 各 2A をサポートしています。各レギュレータのスイッチング周波数は、最高 2.2MHz まで独立に設定可能です。
各スイッチャの電流制限をプログラムできるため、特定のアプリケーション構成で最大電流能力を必要としない場合、インダクタ定格を最適化できます。
TPS65400 は、4.5~18V の範囲の単一入力電圧レールで動作するため、5V または 12V の中間配電バスで動作するアプリケーションに最適です。
個別のイネーブル端子を使用して、または I2C バスからオンボードの EEPROM にシーケンスをプログラムして、シーケンシング要件を満たすことができます。出力電圧は外部抵抗回路により設定でき、VREF は 0.6~1.87V の範囲で 10mV 刻みにプログラム可能です。すべての制御およびステータス情報には、PMBus 互換の I2C バスからアクセスできます。
TPS65400 は、I2C バスにより柔軟な監視と制御が可能ですが、I2C を使用しないシステムでは、外付け部品および電圧レベルを使用してプログラムできます。