JAJA729 March   2022 DRV5011 , DRV5012 , DRV5013 , DRV5015 , DRV5021 , DRV5023 , DRV5032 , DRV5033 , TMAG5110 , TMAG5111 , TMAG5123 , TMAG5231 , TMAG5328

 

  1.   概要
  2.   商標
  3. 1はじめに
  4. 2流量計の設計
    1. 2.1 機械的考慮事項
    2. 2.2 磁石に関する考慮事項
      1. 2.2.1 材料
      2. 2.2.2 ジオメトリ
      3. 2.2.3 磁気設計ツール
    3. 2.3 ホール・エフェクト・センサに関する考慮事項
      1. 2.3.1 デバイスの感度
      2. 2.3.2 ユニポーラ (単極性) スイッチ
      3. 2.3.3 オムニポーラ (両極性) スイッチ
      4. 2.3.4 1D ラッチ
      5. 2.3.5 2D 統合ラッチ
      6. 2.3.6 帯域幅
      7. 2.3.7 パッケージ
      8. 2.3.8 消費電力
  5. 3流量計の開発
    1. 3.1 3D プリントに関する推奨事項
    2. 3.2 流量計の組み立てに関する考慮事項
    3. 3.3 流量計の組み立てガイド
      1. 3.3.1 シャフトの取り付け
      2. 3.3.2 ベアリングの取り付け
      3. 3.3.3 磁石の取り付け
      4. 3.3.4 インペラの取り付け
      5. 3.3.5 O リングの取り付け
      6. 3.3.6 流量計の上面の取り付け
      7. 3.3.7 PCB の取り付け
      8. 3.3.8 カバーの取り付け
  6. 4流量計の評価
    1. 4.1 流量計のテスト
  7. 5誤差発生源
    1. 5.1 機械的誤差
    2. 5.2 サンプリング誤差
    3. 5.3 磁気誤差
  8. 6流量計の PCB
    1. 6.1 PCB の回路図
    2. 6.2 PCB レイアウト
  9. 7部品表 (BOM)
  10. 8関連資料

はじめに

機械式流量計は、インペラの回転速度を監視することにより、液体の移動速度を導出します。磁石を使用して実装すると、ホール・エフェクト・センサを使用して磁界の変化を測定することにより、インペラの回転速度を測定できます。この実装には、機械設計の防水性を維持すると同時に、回転速度を正確に測定できるという利点があります。ホール・エフェクト・デバイスの出力は、マイクロコントローラに接続して、周波数から流量に変換できます。

本書で詳細に説明する流量計の設計は、さまざまな磁石およびホール・センサ構成を評価可能な安価なテスト・システムを提供するためのものです。3D プリントした流量計には、主に 3 つの構成オプションがあります。さらに、各構成オプションで、1 次元 (1D) および 2 次元 (2D) の SOT-23 デバイスなど、さまざまなホール・センサを評価できます。3D プリント可能な機械式流量計のダウンロード・リンクと作成手順については、GUID-49FB751E-058F-40F2-81F3-205E12CA6FD9.html#GUID-49FB751E-058F-40F2-81F3-205E12CA6FD9 を参照してください。