JAJAAC1 November   2025 LM5125-Q1 , LM51251A-Q1 , LM5125A-Q1

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   商標
  4. 1はじめに
  5. 2アプリケーションと実装
  6. 3設計上の考慮事項
  7. 4テスト結果
    1. 4.1 効率の測定
    2. 4.2 デバイスの機能
      1. 4.2.1 ソフト スタート (SS)
      2. 4.2.2 過電圧保護 (OVP)
      3. 4.2.3 2 番目の位相の有効化 (EN2)
      4. 4.2.4 バイパス モード
    3. 4.3 負荷過渡
    4. 4.4 ライン トランジェント
    5. 4.5 温度測定
    6. 4.6 ボード線図
  8. 5まとめ
  9. 6参考資料

効率の測定

入出力電力をそれぞれ測定し、昇圧コンバータの効率を計算するために、デバイスの入出力で電圧と電流を測定します。このデバイスは、入力電圧 14.4V、負荷範囲 0.1A ~ 5A において、「抵抗」および「アナログ」構成で動作します。図 4-1に、2 つの構成の効率プロットを示します。

 VOUT = 24V および VOUT = 48V における効率プロット図 4-1 VOUT = 24V および VOUT = 48V における効率プロット

抵抗構成では、負荷電流 5A 時に最大 95.16% の効率が得られます。アナログ構成では、負荷電流 5A で最大 92.95% の効率が得られます。予想どおり、同期動作に対してコンバータの効率は 2% ~ 3% 低下します (LM5125EVM-BST 評価基板の表 1-1 に記載されている評価基板仕様による)。これは、ダイオードがトランジスタよりも導通損失が大きいためです。出力電圧が高いほど、ローサイド FET のデューティサイクルが高くなり、スイッチング損失が大きくなることで、コンバータ全体の損失につながります。その結果、「アナログ」構成の効率は低下します (VOUT = 48V)。