EN_OLON ビットに 1010b を設定すると、デバイスは診断ループを開始し、自動構成可能なチャネル (ハイサイド スイッチとして使われている場合) すべてについて、オン状態での開放負荷の有無をチェックします。まず、内部ロジックは、マイコンによって直接制御されており、かつ内部 PWM ジェネレータによって駆動されるように設定されていないすべてのチャネルをチェックします。その後、内部ロジックは、内部 PWM ジェネレータ制御に設定されているチャネルをすべて確認します。
- マイコンから直接駆動されるチャネルの診断シーケンス
- 最初にチェックされるチャネル:チャネル 2診断ループをイネーブルにする前に、チャネルを少なくとも ton でオンにすることを推奨します。
- tOLONSET+ tSYNCの時間が経過すると、最初のチャネルの診断が完了します (OLONx ビットが更新されます)。
- 内部マルチプレクサは、次のチャネルに設定されます。tOLONSW + tSYNCが経過すると、選択したチャネルの診断が完了します (OLONx ビットが更新されます)。この手順は、残りのすべての直接駆動チャネルに対して繰り返されます。
- 診断が行われた時にあるチャネルがオフになっている場合、対応する OLONx ビットは 0b に設定されます
- 内部 PWM ジェネレータによって駆動されるチャネルの診断シーケンス
- これらのチャネルは、マイコンから直接制御されているすべてのチャネルの診断が完了した後にのみチェックされます
- PWM ジェネレータ 0 にマッピングされたチャネルが最初にチェックされます
- tOLONSET時間が経過すると、チャネルのアクティブ化 (スイッチオン) が、最初のチャネルに対するオン時開放負荷診断を実行するためのトリガー イベントとなります。
- tONMAX + tOLONSW時間が経過すると、最初のチャネルの診断が完了します(OLONx ビットが更新されます)。
- 内部マルチプレクサは、次のチャネルに設定されます。tOLONSW時間が経過すると、現在選択されているチャネルの診断が完了します (OLONx ビットが更新されます)。この手順は、残りの PWM ジェネレータ駆動チャネルすべてに対して繰り返されます。
- PWM周期中にチャネルがオフ状態にある場合、診断を実行するために内部ロジックはオン状態になるのを待ちます。tONMAX + tOLONSWが経過すると、そのチャネルの診断が完了します。
- 信頼性の高い診断を行うためには、最小オン時間が tONMAX + tOLONSWを超えている必要があります。オン時間が tONMAX + tOLONSWより小さい場合、対応する OLONx は 0b に設定されます。
診断ループが完了すると、EN_OLON ビットはデフォルト値の 1111b にリセットされ、OLONx ビットには直前の診断結果が保持されます。レジスタの内容を更新するには、新たに診断ループを開始する必要があります。