JAJSWC5 March 2025 TUSB1044A
PRODUCTION DATA
TUSB1044A デバイスの代表的な用途を図 9-2 に示します。このデバイスは、GPIO ピンや I2C インターフェイスで制御できます。図 9-2 では、Type-C PD コントローラを使用し、I2C インターフェイスからデバイスを構成しています。I2C モードでは、各レシーバのイコライゼーション設定は I2C レジスタにより独立して制御可能です。このため、イコライゼーション ピン (UEQ[1:0] と DEQ[1:0]) は、すべて未接続のままにすることができます。これらのピンを未接続のままにしておくと、EQ1/A1 と UEQ0/A0 の両方がピンレベル F なので、TUSB1044A 7ビットの I2 C ターゲットアドレスは 12h になります。別の I2C ターゲットアドレスが必要な場合は、目的の I2C ターゲットアドレスが生成されるレベルに UEQ1/A1 ピンと UEQ0/A0 ピンを設定します。
最新の ECN (技術変更通知) の USB 3.2 仕様により、USB レセプタクルとデバイス、ホスト、またはハブの USB 3.2 レシーバピンとの間に AC カップリングコンデンサを配置できます。TUSB1044A は、DRX2P/N ピンと DRX1P/N ピンの 図 9-2 にあるように、AC コンデンサの追加をサポートしています。AC カップリングコンデンサは、297nF 以上であることを確認してください。330nF の値が推奨されます。