JAJSX79A September 2025 – December 2025 TCAN843-Q1
PRODUCTION DATA
CAN ドライバがアクティブ モードの場合、TXD ドミナント状態タイムアウト回路は、ハードウェアまたはソフトウェアの障害が発生し、TXD がタイムアウト期間 (t > tTXDDTO) よりも長くドミナント状態に保持されても、ローカル ノードがネットワーク通信をブロックするのを防ぎます。TXD ドミナント状態タイムアウト回路は、TXD ピンの立ち下がりエッジによってトリガされます。t > tTXDDTO よりも前に TXD で立ち上がりエッジが確認されない場合、CAN ドライバが無効化され、バスラインはリセッシブ レベルに解放されます。これにより、ネットワーク上の他のノード間の通信用にバスが空いた状態になります。
CAN ドライバは、モード遷移が発生するか、TXD が High で RXD が Low のときに再有効化されます。TXDDTO 故障の間、高速レシーバはアクティブなままであり、RXD 出力ピンは CAN バスを反映します。
ドミナント状態タイムアウト回路によって許可される最小ドミナント TXD 時間によって、トランシーバの最小送信データ レートが制限されます。CAN プロトコルでは、最悪のケースで最大 11 個の連続するドミナント ビットの送信が許可されますが、その場合、5 個の連続するドミナント ビットの直後にエラー フレームが続きます。最小送信データ レートは、式 1内の最小 tTXDDTO 時間を使用して計算されます。