JAJU887 February   2023 MSPM0L1227 , MSPM0L1227-Q1 , MSPM0L1228 , MSPM0L1228-Q1 , MSPM0L2227 , MSPM0L2227-Q1 , MSPM0L2228 , MSPM0L2228-Q1

 

  1.   概要
  2.   商標
  3. 1BSL 機能の概要
  4. 2用語
  5. 3BSL のアーキテクチャ
    1. 3.1 設計
      1. 3.1.1 タイムアウト機能
        1. 3.1.1.1 インターフェイスの自動検出
        2. 3.1.1.2 コマンドの受信
    2. 3.2 BSL の起動
      1. 3.2.1 ブランク・デバイス
      2. 3.2.2 アプリケーション要求
      3. 3.2.3 GPIO ベースの起動
      4. 3.2.4 メールボックスのデバッグ・コマンド
      5. 3.2.5 その他
        1. 3.2.5.1 プリブート・アプリケーションの検証
    3. 3.3 メモリ
      1. 3.3.1 SRAM メモリの使用法
    4. 3.4 BSL の構成
    5. 3.5 BSL のステータス
  6. 4ブートローダのプロトコル
    1. 4.1 パケット・フォーマット
    2. 4.2 UART および I2C BSL プロトコル
      1. 4.2.1 BSL アクノリッジ
      2. 4.2.2 ペリフェラルの構成
        1. 4.2.2.1 UART
        2. 4.2.2.2 I2C
        3. 4.2.2.3 CRC
    3. 4.3 ブートローダのコア・コマンド
      1. 4.3.1  接続
      2. 4.3.2  デバイス情報の取得
      3. 4.3.3  ブートローダのロック解除
      4. 4.3.4  データのプログラム
      5. 4.3.5  データの高速プログラム
      6. 4.3.6  データの読み戻し
      7. 4.3.7  フラッシュの範囲消去
      8. 4.3.8  一括消去
      9. 4.3.9  工場出荷時リセット
      10. 4.3.10 スタンドアロン検証
      11. 4.3.11 アプリケーションの開始
      12. 4.3.12 ボーレートの変更
    4. 4.4 BSL コアの応答
      1. 4.4.1 BSL のコア・メッセージ
      2. 4.4.2 詳細なエラー
      3. 4.4.3 メモリの読み戻し
      4. 4.4.4 デバイス情報
      5. 4.4.5 スタンドアロン検証
    5. 4.5 ブートローダのセキュリティ
      1. 4.5.1 パスワードで保護されているコマンド
        1. 4.5.1.1 セキュリティ・アラート
      2. 4.5.2 BSL エントリ
  7. 5ブートローダによるプログラムのフローのサンプル
  8. 6セカンダリ・ブートローダ
    1. 6.1 セカンダリ・ブートローダの例
  9. 7インターフェイス・プラグイン
    1. 7.1 実装
      1. 7.1.1 init
      2. 7.1.2 receive
      3. 7.1.3 transmit
      4. 7.1.4 deinit
      5. 7.1.5 重要な注意事項
    2. 7.2 フラッシュ・プラグインのタイプ
    3. 7.3 既存のインターフェイスのオーバーライド
      1. 7.3.1 UART インターフェイスのフラッシュ・プラグインの例
  10. 8関連資料
  11. 9改訂履歴

工場出荷時リセット

構造

ヘッダー

長さ

CMD

データ

CRC32

0x80

L1

L2

0x30

D1...D16

C1

C2

C3

C4

説明

工場出荷時リセット・コマンドは、メインのフラッシュ (アプリケーション) メモリとメイン以外のフラッシュ (構成) メモリをすべて消去します。

このコマンドの処理は、BCR の構成メモリの工場出荷時リセット構成によって変わります。

工場出荷時リセットの許可は、次のように決定されます。

  • 「イネーブル」なら、パスワードなしで許可

  • 「イネーブルでパスワードが必要」なら、パスワードを指定すれば許可

  • 「ディセーブル」なら不許可

BCR の構成メモリでフラッシュ領域が静的書き込み保護されている場合は、その領域を消去できません。

保護

あり

データ

16 バイトの工場出荷時リセット・パスワードが、BCR の構成メモリに保存されます。デフォルトのパスワードは、全て 0xFF です。パスワードは、BCR の構成で工場出荷時リセットが「イネーブルでパスワードが必要」になっている場合のみ必要です。

コマンドの戻り値

BSL アクノリッジ、および動作ステータスについてのメッセージを含む BSL コアの応答。詳細については、セクション 4.4.1 を参照してください。

注意:

工場出荷時リセットを行った後で、メイン以外の構成が復元されるまで、システムは潜在的なロックアウト状況に対して非常に脆弱です。これが発生すると、デバイスに再度アクセスできなくなります。

ホスト:80 01 00 30 DE 20 24 0B

BSL:00 08 02 00 3B 00 38 02 94 82