JAJUA65 November   2025

 

  1.   1
  2.   説明
  3.   特長
  4.   アプリケーション
  5. 1評価基板の概要
    1. 1.1 はじめに
    2. 1.2 キットの内容
    3. 1.3 仕様
    4. 1.4 製品情報
  6. 2ハードウェア
    1. 2.1 電源要件
    2. 2.2 構成
    3. 2.3 FDA 入力ネットワーク構成オプション
    4. 2.4 アクティブ MFB フィルタ
    5. 2.5 制御信号
    6. 2.6 テスト ポイントおよびジャンパ
    7. 2.7 ベスト プラクティス
  7. 3ハードウェア設計ファイル
    1. 3.1 回路図
    2. 3.2 PCB のレイアウト
    3. 3.3 部品表 (BOM)
  8. 4追加情報
    1. 4.1 商標

ベスト プラクティス

本書では各セクションごとに重要なポイントと推奨事項を示してきましたが、全体を通した推奨事項として、次の点が挙げられます。

  • FDA が DEM-FDA-RUN-EVM に正しく接続されていることを、半田付けおよびリワークの状態も含めて確認します
  • テスト前に FDA の Iq (動作電流) を確認します
  • 入力および出力接続の意図した構成になっていることを確認します
    • 入力ネットワーク:シングルエンド/差動、適切な終端抵抗 (RT) が設定されていること (パターンは 50Ω のインピーダンス整合)
    • 出力ネットワーク:トランスの使用有無、シングルエンド/差動、未使用の出力 SMA に対する適切な終端抵抗 (RT)、出力側で使用するアッテネータやフィルタの有無
  • 両方のフィードバック パスで RF と RG の値が一致していることを確認します。FDA は、意図したとおりに動作するためには、対称型の帰還回路が必要です。
  • FDA は両方の出力を動作させる必要があります。アプリケーション (システム) 回路でトランスまたはインピーダンス ネットワークを使用する場合を除き、FDA の両方の出力を使用することを前提としてください。FDA の片側出力だけを使用する構成とした場合、たとえ接続自体が正しくても、性能低下や堅牢性の低下を招き、エンジニアによるデバッグを困難にする要因となります。
  • 慎重に進める:DEM-FDA-RUN-EVM を設定する前に、シミュレーションまたは計算で値を確認してください。