パッケージ情報
パッケージ | ピン数 FCCSP (ALP) | 180 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 105 |
パッケージ数量 | キャリア 1,000 | LARGE T&R |
IWR6843AOP の特徴
- FMCW トランシーバ
- 4 つのレシーバと 3 つのトランスミッタを内蔵したアンテナ搭載パッケージ (AOP)
- PLL、トランスミッタ、レシーバ、ベースバンド、ADC を内蔵
- 60~64GHz 帯で連続帯域幅 4GHz
- TX ビーム・フォーミング用 6 ビット位相シフタをサポート
- フラクショナル N PLL を使用した超高精度のチャープエンジン
- 較正および自己テストを内蔵
- Arm Cortex-R4F ベースの無線制御システム
- 内蔵ファームウェア (ROM)
- プロセスおよび温度の自己較正システム
- ホスト・プロセッサの関与を必要としない自己監視機能を内蔵 (機能安全準拠デバイス)
- C674x DSP による高度な信号処理
- メモリ圧縮
- FFT、フィルタリング、CFAR 処理用のハードウェア・アクセラレータ
- 物体検出およびインターフェイス制御用の Arm-R4F マイクロコントローラ
- 自律モード (QSPI フラッシュ・メモリからのユーザー・アプリケーションのロード) をサポート
- ECC 付き内部メモリ
- 1.75MB を以下に分割:MSS プログラム RAM (512KB)、MSS データ RAM (192KB)、DSP L1 RAM (64KB)、DSP L2 RAM (256KB)、L3 レーダー・データ・キューブ RAM (768KB)
- 許容されるサイズ変更をテクニカル・リファレンス・マニュアルに記載
- デバイスのセキュリティ (一部の型番のみ)
- セキュアな認証および暗号化ブートのサポート
- 顧客がプログラム可能なルート・キー、対称キー (256 ビット)、非対称キー (RSA-2Kまで)、キー失効機能付き
- 暗号化ソフトウェア・アクセラレータ - PKA、AES (最大 256 ビット)、SHA (最大 256 ビット)、TRNG/DRGB
- ユーザー・アプリケーションで利用可能なその他のインターフェイス
- 最大 6 つの ADC チャネル (低サンプル・レートの監視)
- 最大 2 つの SPI ポート
- 最大 2 つの UART
- 1 つの CAN-FD インターフェイス
- I2C
- GPIO
- 未加工 ADC データおよびデバッグ計測用の 2 レーンの LVDS インターフェイス
-
機能安全準拠
- 機能安全アプリケーション向けに開発
- SIL 3 までの IEC 61508 機能安全システム設計に役立つ資料を入手可能
- SIL-2 までのハードウェア安全度
- 安全関連認証
- TUV SUD により IEC 61508 認証済み (SIL 2 まで)
- パワー・マネージメント
- 内蔵 LDO ネットワークにより PSRR の向上を実現
- I/O は 3.3V/1.8V のデュアル電圧に対応
- クロック・ソース
- 40.0MHz の水晶振動子と内部発振器
- 40MHz の外部発振器をサポート
- 40MHz の外部駆動クロック (方形波 / 正弦波) をサポート
- ハードウェア設計が簡単
- 組み立てが簡単で低コストの PCB を設計できる 0.8mm ピッチ、180 ピン、15mm × 15mm の FCBGA パッケージ (ALP)
- 小型ソリューション・サイズ
- 動作条件
- 接合部温度範囲:–40℃~105℃
IWR6843AOP に関する概要
IWR6843AOP は、テキサス・インスツルメンツ (TI) のシングル・チップ・レーダー・デバイス・ファミリの先進のアンテナ搭載パッケージ (AOP) デバイスです。このデバイスは、超小型のフォームファクタで、かつてないレベルの統合を実現しており、低消費電力で自己監視機能を備えた超高精度の産業用レーダー・システムに最適なソリューションです。現在、機能安全準拠デバイス (SIL2) と機能安全非準拠デバイスを含む複数のバリアントを提供しています。
また、TI の高性能 C674x DSP を含む DSP サブシステムをレーダー信号処理のために統合しています。無線の構成、制御、較正用に BIST プロセッサ・サブシステムも内蔵されています。さらに、このデバイスには車載用インターフェイスとして使用される Arm Cortex-R4F が搭載されており、ユーザーがプログラム可能です。ハードウェア・アクセラレータ・ブロック (HWA) はレーダー処理を実行でき、DSP がより高いレベルのアルゴリズムを実行できるように DSP の負荷を解放できます。プログラミング・モデルを変更するだけで、さまざまなセンサに応用でき、マルチモード・センサの実装においては動的再構成にも対応します。また本デバイスは、リファレンス・ハードウェア・デザイン、ソフトウェア・ドライバ、構成例、API ガイド、ユーザー・マニュアルを含む完全なプラットフォーム・ソリューションとして提供しています。