パッケージ情報
パッケージ | ピン数 UQFN (RMS) | 14 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 250 | SMALL T&R |
LMH5401 の特徴
- ゲイン帯域幅積(GBP): 8GHz
- 優れた直線性:
DC~2GHz、G=12dB - スルーレート: 17,500V/µs
- HD2/HD3歪みが小さい
(1VPP、200Ω、DE-DE、G=12dB):- 100MHz: HD2で-104dBc、HD3で-96dBc
- 200MHz: HD2で-95dBc、HD3で-92dBc
- 500MHz: HD2で-80dBc、HD3で-77dBc
- 1GHz: HD2で-64dBc、HD3で-58dBc
- IMD2/IMD3歪みが小さい
(2VPP、200Ω、DE-DE、G=12dB):- 200MHz: IMD2で-96dBc、IMD3で-95dBc
- 500MHz: IMD2で-80dBc、IMD3で-83dBc
- 1GHz: IMD2で-70dBc、IMD3で-63dBc
- 入力電圧ノイズ: 1.25nV/√Hz
- 入力電流ノイズ: 3.5pA/√Hz
- シングルとデュアルの電源による動作をサポート
- 消費電力: 55mA
- パワーダウン機能
LMH5401 に関する概要
LMH5401は、無線周波数(RF)や中間周波数(IF)のアプリケーション、または高速なDC結合の時間領域アプリケーションに対して最適化された、極めて高性能な差動アンプです。アナログ/デジタル・コンバータ(ADC)の駆動時に、シングルエンドから差動への(SE-DE)変換を要するDCまたはAC結合アプリケーションに最適であり、SE-DEまたは差動-差動(DE-DE)モードでの動作時に生じる2次/3次歪みを非常に小さく抑えることができます。
LMH5401は、SE-DEシステムとDE-DEシステムのいずれにも最適化されており、DC~2GHzというかつてない使用可能帯域幅を実現しています。LMH5401を使用すれば、試験/測定機器やブロードバンド通信、高速データ収集などの幅広いアプリケーションにおいて、外部バランなしで信号チェーンのSE-DE変換が可能になります。
同相基準入力ピンを使用して、アンプの出力同相をADCの入力要件に合わせることができるほか、3.3V~5Vの電源を選択可能で、必要であればデュアル電源での動作にも対応します。またパワーダウン機能を利用して、消費電力を削減することも可能です。
5V電源を使用した場合には、275mWという非常に低い消費電力で優れた性能を提供します。高性能を実現するLMH5401は、テキサス・インスツルメンツの先進的な相補型BiCMOSプロセスで製造され、省スペース型のUQFN-14パッケージで供給されます。