パッケージ情報
パッケージ | ピン数 SOT-23 (DBV) | 5 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 125 |
パッケージ数量 | キャリア 3,000 | LARGE T&R |
LPV821 の特徴
- 静止電流: 650nA
- 低いオフセット電圧: ±10µV (最大値)
- オフセット電圧ドリフト係数: ±0.096µV/℃ (最大値)
- 0.1Hz~10Hzのノイズ: 3.9µVPP
- 入力バイアス電流: ±7pA
- ゲイン帯域幅: 8kHz
- 電源電圧: 1.7V~3.6V
- レール・ツー・レール入出力
- 業界標準のパッケージ
- シングル: 5ピンSOT-23
- EMI強化
LPV821 に関する概要
LPV821は、低い入力オフセット電圧が要求されるワイヤレス/有線機器の「常時オン」センシング・アプリケーションに適した、1チャネルのナノパワー・ゼロドリフト・オペアンプです。初期オフセット電圧とオフセット・ドリフトが低く、650nAの静止電流で8kHzの帯域幅を提供するLPV821は、業界最低水準の消費電力を実現するゼロドリフト・アンプであり、消費電流、温度、ガス、または歪みゲージを監視する最終機器に使用できます。
LPV821ゼロドリフト・オペアンプは、独自の自動較正技術の採用により、低いオフセット電圧(最大10µV)を実現しながら、時間経過および温度変動に対するドリフトを最小限に抑えることができます。LPV821アンプは、オフセット電圧が低く、静止電流が極めて低いだけでなく、バイアス電流も非常に低いため(ピコアンペア単位)、出力インピーダンスの高いセンサ監視アプリケーションや、メガオームのフィードバック抵抗を含むアンプ構成で通常発生する誤差を低減できます。
またLPV821アンプは、レール・ツー・レール入力同相範囲を持つ入力段と、レールから12mV以内でスイングする出力段を特長とすることから、最大限に広いダイナミック・レンジを確保できます。さらにEMI強化型であるため、携帯電話、WiFi、無線送信機、タグ・リーダーから発生する不要なRF信号への感受性が低下しています。
LPV821ゼロドリフト・アンプは最低1.7Vの単一電源電圧で動作することから、-40℃~125℃の広い温度範囲にわたり低バッテリ状態での連続動作が可能です。LPV821 (シングル)は、業界標準の5ピンSOT-23パッケージで供給されます。