パッケージ情報
パッケージ | ピン数 LQFP (PZ) | 100 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 90 | JEDEC TRAY (10+1) |
MSP430F67621 の特徴
- 相電流のダイナミック・レンジ2000:1で誤差0.5%未満の高精度
- ANSI C12.20/IEC 63053規格(またはそれ以上)に適合
- 変流器、ロゴスキー・コイル、シャントなど複数のセンサに対応
- 最大3相の電力測定
- 位相ごとまたは累積的な4象限測定
- 正確な位相角測定
- 変流器用デジタル位相補正
- シングル・キャリブレーションによる40Hz~70Hzのライン周波数範囲
- 自動スイッチングによる柔軟な電源オプション
- AC主電源障害時もディスプレイは超低消費電力で動作:LPM3で3µA
- 専用電源(AUXVCC3)で動作し、オフセット/温度較正機能を内蔵するリアルタイム・クロック(RTC)モジュール
- スマート・メータ実装用の複数の通信インターフェイス
- 32ビット乗算器を搭載した高性能25MHz CPU
- シングルサイクル実行に対応した最大128KBのフラッシュ
- シングルサイクル・アクセスに対応した最大8KBのRAM
- 差動入力と可変ゲインに対応した最大3つの独立した24ビット・シグマ・デルタADC
- システム・アナログ/デジタル・コンバータ(ADC):
10ビット200ksps 6チャネル、温度センサ/電源測定機能付き - 広い入力電源電圧範囲:
1.8V~3.6V - 電力量測定中の消費電力が極めて低い
- 10MHz動作時3.0mW (3.0V)
- 複数の低消費電力モード
- スタンバイ・モード(LPM3):2.5µA (3V)、3µsでウェークアップ(標準値)
- RTCモード(LPM3.5):1.24µA (3V)(標準値)
- シャットダウン・モード(LPM4.5):0.78µA (3V)(標準値)
- コントラスト制御を搭載し、最大320セグメントに対応するLCDドライバ
- パスワードで保護されたRTC、水晶振動子オフセット較正および温度補償機能付き
- 4つの通信ポート
- 4つのUART、3つのSPI、1つのI2Cインターフェイスで構成可能
- 4つの16ビット・タイマ:9個のキャプチャ/比較レジスタを装備
- 72のI/Oピンを備えた100ピンLQFP (PZ)パッケージ
- 52のI/Oピンを備えた80ピンLQFP (PN)パッケージ
- –40℃~85℃の産業用温度範囲
- 開発ツール(ツールとソフトウェアも参照)
MSP430F67621 に関する概要
TI MSP430F676x1多相メータリングSoCは、少ない外付け部品で高精度と低システム・コストを実現する、高度に統合された強力な電力量計ソリューションです。F676x1は32ビット乗算器を搭載した低消費電力 MSP430™CPUを使用して、あらゆるエネルギー計算をはじめ、関税率管理などの計量アプリケーション、AMRおよびAMIモジュールとの通信を実行します。F676x1は、TIの24ビット・シグマ・デルタ・コンバータ・テクノロジにより、誤差0.5%未満の高精度を実現しています。このファミリの製品は最大128KBのフラッシュ、8KBのRAM、最大320セグメントに対応するLCDコントローラを内蔵しています。
超低消費電力のF676x1では、システム消費電力を最小限に抑えて全体的なコストを削減できます。また、スタンバイ時の消費電力が極めて低いため、バックアップ用電源容量を最小限に抑えることができ、主電源障害時にも長時間にわたって重要なデータを保持できます。F676x1ファミリでは、TIのエネルギー測定ソフトウェア・ライブラリを実行して、関連するすべての電力量/電力の結果を計算します。エネルギー測定ソフトウェア・ライブラリは、F676x1の場合、無償で利用できます。業界標準の開発ツールとハードウェア・プラットフォームを利用して、すべてのANSI/IEC規格に適合したメータを世界中で短期間に開発できます。
モジュールの完全な説明については、『MSP430F5xxおよびMSP430F6xxファミリ ユーザー・ガイド』を参照してください。