パッケージ情報
パッケージ | ピン数 TSSOP (PW) | 16 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 2,000 | LARGE T&R |
SN74AVC4T774 の特徴
- 各チャネルに独立した DIR 制御入力
- 制御入力の VIH/VIL レベルは VCCA 電圧を基準
- 完全に構成可能なデュアル レール設計により、1.1V~3.6V の電源電圧の全範囲にわたって各ポートが動作可能
- I/O は 4.6V 許容です
- Ioff により部分的パワーダウン モードでの動作をサポート
- データ レート (標準値)
- 380Mbps (1.8V から 3.3V への変換)
- 200Mbps (<1.8V から 3.3V への変換)
- 200Mbps (2.5V または 1.8V への変換)
- 150Mbps (1.5V への変換)
- 100Mbps (1.2V への変換)
- JESD 78、Class II 準拠で 100mA 超のラッチアップ性能
- 次の水準を上回る ESD 保護 (JESD 22 に準拠してテスト済み)
- ±8000V、人体モデル (A114-A)
- 250V、マシン モデル (A115-A)
- ±1500V、デバイス帯電モデル (C101)
SN74AVC4T774 に関する概要
この 4 ビット非反転バス トランシーバは、設定可能な 2 本の独立した電源レールを使用します。A ポートは VCCA に追従するように設計されています。VCCA ピンには、1.1 V~3.6V の電源電圧を入力できます。B ポートは、VCCB に追従する設計になっています。VCCB ピンには、1.1V~3.6V の電源電圧を入力できます。SN74AVC4T774 は、VCCA/VCCB を 1.4V〜3.6V に設定して動作させるように最適化されています。最低 1.2V の VCCA/VCCB で動作します。これにより、1.2V、1.5V、1.8V、2.5V、3.3V の任意の電圧ノード間での自在な低電圧双方向変換が可能です。
SN74AVC4T774 は、データ バス間の非同期通信用に設計されています。方向制御 (DIR) 入力および出力イネ ーブル (OE) 入力のロジック レベルに応じて、B ポート出力もしくは A ポート出力のいずれかがアクティブになるか、または、両方の出力ポートが高インピーダンス モードになります。本デバイスは、B ポート出力がアクティブになったた場合、A バスから B バスにデータを転送し、A ポート出力がアクティブになった場合、B バスから A バスにデータを転送します。A ポートと B ポートの入力回路はどちらも常にアクティブであるため、これらのポートには論理 High または Low レベルを印加して、ICC と ICCZ が過剰に流れないようにする必要があります。
SN74AVC4T774 は、制御ピン (DIR1、DIR2、DIR3、DIR4、OE) が VCCA から電源を供給されるように設計されています。このデバイスは、Ioff を使用する部分的パワーダウン アプリケーション用の動作が完全に規定されています。Ioff 回路で出力をディセーブルすることにより、電源切断時にデバイスに電流が逆流して損傷するのを回避できます。VCC 絶縁機能は、どちらかの VCC 入力が GND レベルになると、両方のポートを確実に高インピーダンス状態にします。
電源投入または電源切断時に高インピーダンス状態を確保するため、OE はプルアップ抵抗経由で VCCA に接続する必要があります。この抵抗の最小値は、ドライバの電流シンク能力によって決定されます。このデバイスは CMOS 入力であるため、それらの入力をフローティングにできないことは非常に重要です。入力が High (VCC) 状態と Low (GND) 状態のどちらかに駆動されない場合、ICC 電流の期待値よりも大きい電流が流れてしまう可能性があります。フローティングにされた入力は、静電容量、基板レイアウト、パッケージのインダクタンス、周囲の環境など、多くの要因の影響を受けて特定の電位に落ち着くため、リーク電流を最小化するには、これらの入力が誤ったスイッチング状態にならないように、これらの入力を High と Low のどちらかのレベルに接続します。