パッケージ情報
パッケージ | ピン数 DSBGA (YZ) | 42 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 250 | SMALL T&R |
TAS2557 の特徴
- 超低ノイズのモノラル昇圧 Class-D アンプ
- 4.2V 電源から 4Ω 負荷に対して、1% THD+N で 5.7W、10% THD+N で 6.9W
- 4.2V 電源から 8Ω 負荷に対して、1% THD+N で 3.8W、10% THD+N で 4.5W
- DAC+Class-D (ICN) の出力ノイズ:15.9µV
- 1% THD+N / 8Ω で DAC+Class-D SNR 111dB
- フラットな周波数応答で、1W / 8Ω において THD+N -90dB
- ポスト・フィルタ帰還 (PFFB)
- PSRR:110dB (217Hz、200mVpp リップル)
- 入力サンプル・レート:8kHz~96kHz
- スピーカ検知機能を搭載
- スピーカの電流と電圧を測定
- VBAT 電圧、チップ温度を測定
- 専用のリアルタイム・デュアルコア DSP によるスピーカ保護
- 熱およびエクスカーション保護
- スピーカのリークと損傷を検出
- 高効率の Class-H
昇圧型コンバータとマルチレベルのトラッキング
- 3.6V VBAT、8Ω、500mWで86%
- 4.2V VBAT、8Ω、700mWで87%
- 構成可能な自動ゲイン制御
(AGC)
- バッテリ消費電流の制限
- 可変の Class-D スイッチング・エッジ・レート制御
- 熱、短絡、低電圧からの保護
- I2S、左揃え、右揃え、DSP、TDM 入力および出力インターフェイス
- レジスタ制御用の I2C または SPI インターフェイス
- 2 つの TAS2557 デバイスを使用するステレオ構成
- 電源
- 昇圧入力:2.9V~5.5V
- アナログ/デジタル:1.65V~1.95V
- デジタル I/O:1.62V~3.6V
- 42ボール、0.5mmピッチのDSBGAパッケージ
TAS2557 に関する概要
TAS2557は、最先端のClass-Dオーディオ・アンプで、完全なシステム・オン・チップ(SoC)です。このデバイスには超低ノイズのオーディオDACとClass-Dのパワー・アンプが搭載され、スピーカの電圧および電流センシング・フィードバックが内蔵されています。オンチップの低レイテンシDSPは、テキサス・インスツルメンツのSmartAmpスピーカ保護アルゴリズムに対応し、ラウドネスの最大化とともにスピーカを安全な状態に維持します。
このデバイスは、I2S出力を持つどのプロセッサとも簡単に組み合わせて使用でき、2つのTAS2557デバイスを使用してステレオ実装にもできます。異なるスピーカに対して個別のチューニングを行うこともできるため、顧客はフォーム・ファクタ設計を維持しながら付加価値を提供できます。さらに、TAS2557は非常に低い15.9µVのICNにより、動作モードにかかわらず音声とオーディオを別々に、動的にチューニングできるため、レシーバ/スピーカの実装も可能です。
Class-H昇圧コンバータにより、Class-Dアンプの電源レールが生成されます。オーディオ信号に低いClass-D出力電力しか必要ないときは、VBATを非アクティブ化し、Class-Dアンプの電源へ直接接続することにより、システムの効率が向上します。より高いオーディオ出力が必要なときは、マルチレベルの昇圧により信号のトラッキングを迅速にアクティブ化し、負荷へ追加電圧を供給できます。