JAJSKF7B December 2020 – November 2025 TPS7B87-Q1
PRODUCTION DATA
このデバイスには、内部に電流制限回路があり、過渡的な高負荷電流障害または短絡イベントの時にレギュレータを保護します。電流制限は、ブリックウォール方式です。高負荷電流障害では、ブリックウォール方式により、出力電流が電流制限 (ICL) に制限されます。ICL は、「電気的特性」表に記載されています。
デバイスが電流制限されている場合、出力電圧はレギュレートされません。電流制限イベントが発生すると、消費電力の増加によりデバイスが発熱し始めます。デバイスがブリックウォール電流制限にある場合、パス トランジスタは電力 [(VIN - VOUT) × ICL] を消費します。サーマル シャットダウンがトリガされると、デバイスはオフになります。デバイスの温度が下がると、内蔵のサーマル シャットダウン回路によってデバイスがオンに戻ります。出力電流フォルト状態が継続すると、デバイスは電流制限とサーマル シャットダウンを繰り返します。電流制限の詳細については、「制限の把握」アプリケーションノートを参照してください。
図 6-2 は、電流制限の図を示しています。
図 6-2 電流制限