JAJAA12A August   2024  – September 2025 OPA2990

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   商標
  4. はじめに
  5. 回路の説明
  6. 複数の出力レンジへの対応
  7. 抵抗のサイズ選定、M2 の選択、その他設計上の留意点
  8. モード / レンジ コントロール
  9. 電流出力の電源レベル
  10. 電圧出力の電源レベル
  11. 保護機能
  12. 測定結果
  13. 10消費電力
  14. 11誤差モンテカルロ分析
  15. 12立ち上がり時間および立ち下がり時間
  16. 13マルチチャネル出力の構築
  17. 14まとめ
  18. 15参考資料
  19. 16改訂履歴

マルチチャネル出力の構築

V/I 合成回路は標準的な DAC に接続でき、構成可能なマルチチャネル出力モジュールを構築できます。DAC8050x ファミリはこれに最適です。このデバイス ファミリは 1 ~ 8 チャネルを提供し、16b の分解能、1LSB の INL、およびバッファ付き電圧出力を備えています。このファミリには、12 ビットおよび 14 ビットの対応品 (DAC6050x および DAC7050x) もあります。DAC には 2.5V のリファレンスが内蔵されており、外部ピンで利用できます。

DAC の出力範囲は 2.5V または 1.25V に調整可能であり、DAC GAIN を x1 または x2 に設定することで、DAC は容易に 0~5V の出力範囲を実現できます。

図 13-1は、2 チャネル構成可能レンジ AOUT の簡略ブロック図を示しています。BUF1 および BUF2 は、それぞれ提案された V/I 回路を表しています。

 2 チャネル出力のブロック図図 13-1 2 チャネル出力のブロック図