JAJAA53 October   2025 AMC0300D , AMC0306M05 , AMC0306M25

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   商標
  4. 1はじめに
  5. 2詳細説明
    1. 2.1 コストを最適化した電源
      1. 2.1.1 トランス巻線
      2. 2.1.2 ツェナー ダイオード付きゲート ドライバ電源
      3. 2.1.3 LDO 付きゲート ドライバ電源
    2. 2.2 電源の簡素化:
      1. 2.2.1 統合型 DC/DC コンバータ電源
      2. 2.2.2 ディスクリート トランス
    3. 2.3 高電圧電力変換における絶縁型電流センシングの場所
      1. 2.3.1 はじめに
      2. 2.3.2 整流器 (AC/DC コンバータ)
      3. 2.3.3 DC/DC
      4. 2.3.4 インバータ (DC/AC コンバータ)
  6. 3まとめ
  7. 4参考資料

トランス巻線

 トランス巻線電源の回路図図 2-1 トランス巻線電源の回路図

トランス巻線電源は、高効率で損失の少ない設計です。このデザインは、1 次巻線と 2 次巻線で構成されています。各巻線は、磁気コアに巻かれた絶縁銅導体で構成されています。電流が 1 次巻線を流れるので、磁界が発生します。磁界が二次コイルに誘導されて電圧が生成されます。この電源オプションは、このアーキテクチャにより機能安全が向上します。

フライバック コンバータでは、エネルギー損失を最小限に抑え、コスト効率の高い設計を実現するために、トランスの巻線が選定されます。本アプリケーション ノートの後半で説明する DC/DC コンバータでは、エネルギーを蓄えつつ絶縁できる特性を活かして、トランス巻線を選択することができます。この電力は、AMC デバイスのハイサイド電源にも拡張できます。ただし、トランスの巻線を適切に実装しない場合、EMI の懸念が生じる可能性があります。そのため、この電源を選択する際は、詳細を注意深く検討して設計することが不可欠です。設計上の考慮事項には、ワイヤ サイズの選択、巻線の手法、フェライト材料が含まれます。詳しくは、フライバック トランスの設計効率と EMI に関する検討事項 | ビデオ | TI.com を参考資料としてご覧ください。