JAJAA68 October   2025 OPA323

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   商標
  4. 1はじめに
  5. 2再利用可能な回路図
  6. 3プロジェクトの作成
    1. 3.1 プロジェクト階層
  7. 4読みやすさを高めた概略図
    1. 4.1 受動部品の配置
    2. 4.2 パラメータ
    3. 4.3 電源装置を設置
    4. 4.4 配線
    5. 4.5 ユーザーエクスペリエンスを考慮した編成
  8. 5シミュレーションプロファイルの設定
    1. 5.1 収束を支援
      1. 5.1.1 モデリングアプリケーション
    2. 5.2 強力な後処理
  9. 6まとめ
  10. 7参考資料

ユーザーエクスペリエンスを考慮した編成

すべての部品を配置し、分かりやすい名前を付け、配線したら、ユーザーエクスペリエンスを考慮する必要があります。作者にとって明らかなことも、初心者には分かりにくい場合があります。そのため、プロジェクトの各部分にラベルを付けて分離することで、初心者がスムーズに作業を進めることができます。

この例では、ユーザーが変更する必要がある変数は、左側図 4-18のボックス内にのみ配置されています。右側の回路図接続は、ユーザー依存の変数 (パラメータ) と相互作用しますが、実際の回路図で上書きされる可能性は低くなります。

 ユーザインタラクションの最小化図 4-18 ユーザインタラクションの最小化

回路図の中央図 4-18にオペアンプを配置する操作は、この回路図における最後のユーザーインタラクションです。部品は、PSpice® 部品検索 (パラメータと同様に) から配置できます。テキサス インスツルメンツ、アンプ、オペアンプ (オペアンプ) の順で選択するか、検索 (拡大鏡アイコンの付いたすべてのカテゴリドロップダウンメニューの横にあります) から配置できます。検索では、アスタリスク (*) としてワイルドカードを使用できます。配置すにはダブルクリックしてください。

 統合ライブラリを使用して TI の部品を配置します図 4-19 統合ライブラリを使用して TI の部品を配置します

TI のオペアンプ製品群の 90% 以上は、図図 4-19に示すピン配置 (非反転入力 (IN+) と正電源 (V+) が上向き) で配置されます。この回路図は、図図 4-20に示すように、ユーザーが回転や反転することなく、簡単に配置できるように描かれています。

 ユーザーによる変更のなしの配置図 4-20 ユーザーによる変更のなしの配置