JAJS810I July 1999 – October 2025 LM50 , LM50HV
PRODUCTION DATA
LM50HV の温度精度誤差 (自己発熱による) と電源との関係を示します図 8-8。この測定ではデバイスを 30 ゲージのワイヤに半田付けし、25℃ で 10 分間デバイスを動作させてから温度を読み取ります。温度誤差は熱抵抗 (Rth) と電力 (+VS × IDD) に正比例するため、電源を 3V から 36V に変更することで、温度誤差が増加します。セクション 6.4 の接合部から周囲までの熱抵抗値と、図 6-26 の供給電流と供給電圧の関係を考慮すると、計算値(ΔTERR (℃) = Rth × (+VS) × IDD) と、図 8-8 に示す測定値との間には、±0.15℃ 程度の温度誤差 (最大 36V 電源の場合) が予想されます。この可能性のある偏差は、空気の温度と湿度のハード制御、テストセットアップ上のデバイスの位置、およびその他の要因によるものです。これらの要因は、『高精度温度センサでの PCB の熱抵抗の分析』アプリケーション ノートで説明しています。
| 30 ゲージのワイヤに半田付けされたデバイス。この精度は、25℃ でデバイスを常に 10 分間動作させた後で読み取られます。 |