JAJSIO9F March 2014 – July 2025 TPS25200
PRODUCTION DATA
過電流、過熱または過電圧状態のとき、FAULT オープン ドレイン出力はアサートされます (アクティブ Low)。TPS25200 は、故障状態が解消されてデバイスが通常動作を再開するまで FAULT 信号をアサートします。TPS25200 は、過電流 (標準値は 8ms) 状態に対して内部遅延「グリッチ除去」回路を使用することで、FAULT の誤通知を防止するよう設計されています。外部回路は不要です。これにより、大きな容量性負荷を接続した状態での起動などの通常動作によって、FAULT が誤ってアサートされることがないようにしています。このグリッチ除去回路は、故障状態の開始と終了を遅延させます。
FAULT 信号のグリッチ除去は、過熱状態により MOSFET が無効になった時点ではには行われず、デバイスが冷却されて電源投入が開始された後で行われます。この単一方向のグリッチ除去により、過熱事象発生時の FAULT 発振を防止します。
MOSFET が無効になって OVLO になった時も、OVLO から復帰した時も、FAULT 信号のグリッチ除去は行われません。TPS25200 は、出力電圧クランプモード中に FAULT をアサートしません。
FAULT をプルアップ抵抗で低電圧 I/O レールに接続してください。