JAJSIO9F March 2014 – July 2025 TPS25200
PRODUCTION DATA
TPS25200 は、パワー スイッチの動作温度をモニタする 2 つの独立したサーマル センシング回路を使用してでデバイス自体を保護し、温度が推奨動作条件を超えると動作を無効化します。過電流状態では、TPS25200 デバイスは定電流モードで動作するため、パワー スイッチの両端の電圧降下が増加します。パッケージ内の消費電力はパワー スイッチでの電圧降下に比例するため、過電流の状態では接合部温度が上昇します。本部品が電流制限中である時にダイ温度が 135℃ (最低) を上回ると、第 1 の温度センサ (OTSD1) によりパワー スイッチがオフになります。温度センサにはヒステリシスが組み込まれており、本デバイスの温度が約 20°C 冷却されるとスイッチがオンになります。
また、TPS25200 には第 2 の周囲温度センサ (OTSD2) も搭載されています。ダイ温度が 155°C (最低) を上回ると、パワー スイッチが電流制限中かどうかにかかわらず、周囲温度センサによりパワー スイッチがオフになり、本デバイスが約 20°C 冷却されるとパワー スイッチがオンになります。TPS25200 は、故障が解消されるまで、オフとオンを繰り返します。