JAJSVF9A September 2024 – January 2025 TSD5402-Q1
PRODUCTION DATA
STANDBY がデアサートされたとき、またはデバイスが故障状態 (dc 検出、過電流、過電圧、低電圧、過熱) のときに負荷診断機能が動作します。このテスト中、出力は Hi-Z 状態になります。このデバイスは、出力が GND への短絡、PVDD への短絡、開放負荷、負荷短絡のいずれであるかを決定します。負荷診断機能は出力をバイアスするため、適切に機能させるためには容量値を制限する必要があります。推奨動作条件を参照してください。負荷診断テストの実行には約 229ms かかります。障害が発生した場合、または出力に GND との間に大きなコンデンサが存在した場合、チェックフェーズが最大 5 回繰り返されることに注意します。開放負荷を検出すると、出力は引き続き動作します。他のフォルト状態を検出すると出力が Hi-Z 状態になり、フォルト状態が解消されるまで負荷を継続的にチェックします。通常の出力条件が検出されると、信号出力が開始します。負荷診断は、他の過電圧 (OV) イベントごとに実行されます。開放負荷診断では、I2C レポートのみが存在します。他のすべてのフォルトでは、I2C およびFAULT ピンがアサートされます。
図 6-2 に示すように、デバイスは負荷診断テストを実行します。
図 6-3に、出力条件に基づいて診断が負荷を判定する方法を示します。
図 6-2 イベントの負荷診断シーケンス