JAJU947 September   2024

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   リソース
  4.   特長
  5.   アプリケーション
  6.   6
  7. 1システムの説明
    1. 1.1 検出理論
    2. 1.2 マルチパス アーキテクチャ
  8. 2システム概要
    1. 2.1 システム設計理論
      1. 2.1.1 長距離検出範囲
        1. 2.1.1.1 長距離の検出距離を想定したアンテナ設計
        2. 2.1.1.2 長距離の検出範囲に対する SNR 補償
        3. 2.1.1.3 スマート検出ロジック
      2. 2.1.2 低い消費電力
        1. 2.1.2.1 効率的なチャープ設計
        2. 2.1.2.2 ディープスリープ時の電力モード
        3. 2.1.2.3 ハードウェア アクセラレータ
      3. 2.1.3 低い誤警報レート
        1. 2.1.3.1 誤警報の一般的な原因
        2. 2.1.3.2 検出ゾーン外の誤警報
        3. 2.1.3.3 検出ゾーン内の誤警報
        4. 2.1.3.4 適応型ステート マシン
  9. 3ハードウェア、ソフトウェア、テスト要件、テスト結果
    1. 3.1 ハードウェア要件
    2. 3.2 ソフトウェア要件
    3. 3.3 テスト構成
      1. 3.3.1 テスト 1 - 検出範囲
      2. 3.3.2 テスト 2 - 誤警報レート
      3. 3.3.3 テスト 3 -消費電力
    4. 3.4 テスト結果
  10. 4デザイン ファイル
    1. 4.1 回路図
    2. 4.2 部品表 (BOM)
  11. 5ツールとソフトウェア
  12. 6ドキュメントのサポート
  13. 7サポート・リソース
  14. 8商標
  15. 9著者について

2.1.3.3 検出ゾーン内の誤警報

広い範囲や角度にわたって検出範囲を広げる SNR 補償手法は、樹木や茂みに起因するレーダー付近での誤警報の除去にも役立ちます。木や茂みは、特に監視装置が設置されている地域では、ノイズの永続的な原因となる可能性があります。静止した物体が静的クラッタ除去オプションを使用してレーダー反射から除去されると仮定すると、木や茂みの RCS は人のそれよりはるかに小さいことがよくあります。したがって、レーダーから所定の距離では、歩いている人からのポイントと風に吹かれている木からのポイントを SNR で分離することができます (範囲内のパワー劣化を考慮している場合)。