JAJUA40A November 2023 – October 2025
AM62P SK 評価基板は、DC/DC コンバータのアレイを使用して、ボード上のさまざまなメモリ、クロック、SoC、その他のコンポーネントやペリフェラルに必要な電圧と電力を供給します。
図 2-25 に、AM62P SK 評価基板上の各ペリフェラルに対し電源レールを供給するために使用される、各種のディスクリート レギュレータ、PMIC、LDO を示します。
図 2-25 電力アーキテクチャ以下のセクションでは、SK 評価基板ボード、サポート コンポーネント、リファレンス電圧に電力を供給する電源分配ネットワークのトポロジについて説明します。
AM62P SK 評価基板には、ディスクリート電源コンポーネントに基づく電源デザインンが搭載されています。電源供給の初期段は、2 つの USB Type-C コネクタ J17 と J19 のいずれかからの VBUS 電圧になります。システムに必要な電力のネゴシエーションには、USB Type-C デュアル PD コントローラ (メーカー型番 TPS65988DHRSHR) が使用されます。
昇降圧コントローラ TPS630702RNMR と降圧コンバータ LM5141-Q1 は、それぞれ 5V と 3.3V の生成に使用され、レギュレータへの入力、VMAIN は PD 出力です。これらの 3.3V と 5V は、AM62P SK 評価基板の電源リソースの主要な電圧です。降圧レギュレータ LM5141-Q1 から生成された 3.3V 電源は、PMIC、各種 SoC レギュレータ、LDO への入力電源です。昇降圧レギュレータ TPS630702RNMR から生成された 5V 電源は、オンボードのペリフェラルの電源に使用されます。
基板上で使用されるディスクリート レギュレータと LDO は次のとおりです。
また、GPIO (TEST_POWERDOWN) は PMIC のイネーブル ピンに接続されており、XDS110/ テスト オートメーションを介して SK 評価基板のオン/オフを制御します。GPIO は、TPS630702RNMR の VCC_5V0 出力もディセーブルし、これにより他の複数の電源が派生されます。