JAJSNB1B february 2022 – march 2023 TAS2780
PRODUCTION DATA
TAS2780 はダイ温度を監視し、ダイ温度がスレッショルドの設定値に到達すると、自動的にオーディオ信号に制限をかけることができます。内部の DSP が各レジスタに必要な計算を行うため、この保護メカニズムを構成するためにサーマル・フォールドバック・レジスタを使用することを推奨します。
サーマル・フォールドバックをディセーブルにするには、TFB_EN レジスタ・ビットを使用します。ダイ温度が TF_TEMP_TH[31:0] レジスタ・ビットで設定した値に達すると、この機能によりオーディオ信号は減衰を開始して、過熱によるデバイスのシャットダウンを防止します。この機能は、TF_LIMS[31:0] レジスタ・ビットに値を設定することにより、TF_TEMP_TH[31:0] レジスタ・ビットで設定した温度範囲でオーディオ信号を減衰します。サーマル・フォールドバック・アタックは 0.25dB/ms のレートに固定されています。最大減衰を指定するには、レジスタ・ビット TF_MAX_ATTN[31:0] を使用します。ただし、デバイスの温度が上昇し続ける場合は、最終的には過熱がトリガされます。減衰は TF_HOLD_CNT[31:0] レジスタ・ビットで設定したサンプル数の間保持された後、リリースを開始します。