JAJSMJ6B november 2022 – july 2023 DRV8410
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
並列ブリッジ・インターフェイスでは、DRV8410 は、ドライバ出力を並列に接続して RDS(ON) を 1/2 に下げることにより、より大電流のブラシ付き DC (BDC) モータを駆動するように構成されます。図 9-3に、デバイスのピンを接続する方法の例を示します。並列ブリッジ・インターフェイス動作を使用するには、AIN1 と BIN1 を同じ制御信号 IN1 に接続し、AIN2 と BIN2 を同じ制御信号 IN2 に接続します。同様に、AOUT1 と BOUT1 を同じ出力ノード OUT1 に接続し、AOUT2 と BOUT2 を同じ出力ノード OUT2 に接続します。AISEN と BISEN は同じグランド・プレーンに接続する必要があります。
AISEN と BISEN が同じセンス抵抗に接続されている場合は、電流レギュレーションを使用できます。電流レギュレーション・レベルを設定するため、xISEN ピンの電圧が内部 VTRIP 基準電圧 (0.2V) と比較されます。
このモードでは、4 つのモード (順方向、逆方向、コースト、ブレーキ・モード) すべてを使用して、BDC モータ制御の全機能を実現できます。表 9-4 に、並列モードでの制御インターフェイスの状態を示します。
nSLEEP | IN1 (AIN1 および BIN1) | IN2 (AIN2 および BIN2) | OUT1 (AOUT1 および BOUT1) | OUT2 (AOUT2 および BOUT2) | 説明 |
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0 | X | X | ハイ・インピーダンス | ハイ・インピーダンス | 低消費電力スリープ・モード |
1 | 0 | 0 | ハイ・インピーダンス | ハイ・インピーダンス | コースト、H ブリッジはディセーブル (ハイ・インピーダンス) |
1 | 0 | 1 | L | H | 逆方向 (電流 OUT2 → OUT1) |
1 | 1 | 0 | H | L | 順方向 (電流 OUT1 → OUT2) |
1 | 1 | 1 | L | L | ブレーキ、ローサイド・スロー・ディケイ |