JAJSVX5 December 2024 MCF8315D
PRODUCTION DATA
入力リファレンスには、INPUT_REFERENCE_MODE による設定に従って、速度、電力、電流、電圧のコマンドを使用できます。
速度リファレンスの伝達関数
図 6-25 に、DUTY_CMD と SPEED_REF との関係を示します。MAX_SPEED は、100% の DUTY_CMD で SPEED_REF を設定します。MIN_DUTY は、SPEED_REF の最小値 (MIN_DUTY x MAX_SPEED) を設定します。MAX_SPEED が 0Hz に設定されると、SPEED_REF は (DUTY_CMD に関係なく) 0 にクランプされ、モーターは停止状態になります。
電力リファレンスの伝達関数
図 6-26 に、DUTY_CMD と POWER_REF との関係を示します。MAX_POWER は 100% の DUTY_CMD で POWER_REF を設定します。MIN_DUTY は POWER_REF の最小値 (MIN_DUTY x MAX_POWER) を設定します。MAX_POWER が 0W に設定されている場合、POWER_REF は (DUTY_CMD に関係なく) 0 にクランプされ、モーターは停止状態になります。
電圧リファレンスの伝達関数
電圧リファレンス モードでは、図 6-27 に示すようにモーターに印加される相電圧は DUTY_CMD に比例します (MIN_DUTY から 100%)。DUTY_CMD が MIN_DUTY より小さい場合、モーターに印加される電圧は 0 にクランプされます。
電流入力の伝達関数
図 6-28 に、DUTY_CMD と CURRENT_REF との関係を示します。ILIMIT は、100% の DUTY_CMD で CURRENT_REF を設定します。MIN_DUTY は CURRENT_REF の最小値 (MIN_DUTY x ILIMIT) を設定します。