JAJA705 September   2022 AM2631 , AM2631-Q1 , AM2632 , AM2632-Q1 , AM2634 , AM2634-Q1 , UCC14240-Q1 , UCC5870-Q1 , UCC5871-Q1 , UCC5880-Q1

 

  1.   概要
  2.   商標
  3. 概要
  4. アーキテクチャとトレンド
  5. トラクション・インバータを実現するための重要なテクノロジー
  6. マイコン
    1. 4.1 Sitara ファミリ
    2. 4.2 リアルタイム制御マイコン
  7. 絶縁型ゲート・ドライバ
  8. 低電圧バイアス電源
  9. 高電圧バイアス、冗長電源
  10. DC リンク・アクティブ放電
  11. モーターの位置センシング
  12. 10絶縁型電圧 / 電流センシング
  13. 11システム・エンジニアリングとリファレンス・デザイン
  14. 12まとめ
  15. 13関連資料

高電圧バイアス、冗長電源

トラクション・インバータ・システムは多くの場合、高電圧電源を必要とします。この電源は高電圧バッテリからの電力を変換し、低電圧側に接続することで、冗長な電力パスを作成し安全性を向上させます。この高電圧電源は、入力電圧が50Vまで低下したときに起動する必要があり、800V バッテリで最大 1kV を駆動する必要もあります。車両の事故が発生した後、またはトラクション・インバータの誤動作によって高電圧バッテリが分離された場合、低いスタートアップ電圧が発生する可能性があります。モータは回転を開始し、ジェネレータのように動作します。このジェネレータは、制御されていない電圧を DC バスに誘導します。 電圧が 50V を超えないように電圧を制御するには (タッチ・セーフ)、補助電源をオンにして安全関連回路に電源を投入する必要があります。この回路は DC リンク・コンデンサを放電 (アクティブ放電) するか、モータをアクティブに短絡させることができます。

この要件を満たすために、テキサス・インスツルメンツはさまざまなリファレンス・デザインを提供しています。

  1. テキサス・インスツルメンツ、『UCC28C5y-Q1 EVM:40V~1kV 入力、15V 出ロ、40W PSR フ ライバック』
  2. テキサス・インスツルメンツ、『TIDA-01505 – 回生ブレーキのテストをサポートする車載用 40V~1kV 入力フライバックのリファレンス・デザイン』
  3. テキサス・インスツルメンツ、『PMP22288 – 車載インバータ電源向け 15W フライバックのリファレンス・デザイン』
  4. テキサス・インスツルメンツ、『PMP10200 – 超広範囲入力電圧 PSR フライバック・コンバータのリファレンス・デザイン』