JAJA724B March 2023 – September 2025 MSPM0L1105 , MSPM0L1106 , MSPM0L1303 , MSPM0L1304 , MSPM0L1304-Q1 , MSPM0L1305 , MSPM0L1305-Q1 , MSPM0L1306 , MSPM0L1306-Q1 , MSPM0L1343 , MSPM0L1344 , MSPM0L1345 , MSPM0L1346
PMU の VBOOST 回路は内部 VBOOST 電源を生成します。この電源は、デバイスに搭載されている場合、COMP、GPAMP、OPA の各アナログ マルチプレクサで使用されます。VBOOST 回路により、外部電源電圧 (VDD) 範囲全体で一貫したアナログ マルチプレクサ性能を実現できます。
次のパラメータに基づいて、SYSCTL は VBOOST 回路のイネーブル要求を自動的に管理します。
VBOOST は、SYSRST の後でデフォルトでディスエーブルになります。COMP、OPA、または GPAMP を使用する前に、アプリケーション ソフトウェアで VBOOST 回路をイネーブルにする必要はありません。アプリケーション ソフトウェアによって COMP、OPA、または GPAMP がイネーブルになると、SYSCTL は VBOOST 回路もイネーブルにしてアナログ ペリフェラルをサポートできるようにします。
VBOOST 回路には、ディスエーブル状態からイネーブル状態に遷移するためのスタートアップ時間要件 (標準値 12μs) があります。COMP、OPA、または GPAMP の起動時間が VBOOST の起動時間よりも短い場合、VBOOST の起動時間を考慮してペリフェラルの起動時間が延長されます。
PMU は、温度および電源電圧に対して安定したバンドギャップ電圧リファレンスを提供します。この基準電圧は、以下のような内部機能にデバイスが使用します。
バンドギャップ リファレンスは、RUN、SLEEP、STOP モードでイネーブルになります。消費電力を低減するために、スタンバイ モードでサンプリングされたモードで動作します。シャットダウン モードではディスエーブルです。SYSCTL はバンドギャップ状態を自動的に管理し、ユーザー設定は不要です。