JAJA849 April   2025 ISO1228

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   商標
  4. 1ISO1228 - 関連デバイス情報
  5. 2パラレルおよびシリアル出力モード
  6. 3動作中の通信モードの切り替え
    1. 3.1 パラレルからシリアルへ
    2. 3.2 シリアルからパラレルへ
  7. 4SPI 機能モード
    1. 4.1 通常モード
      1. 4.1.1 通常モード- IN8-IN1を連続的に読み出します
    2. 4.2 バースト モード
  8. 5シリアル モードでの最大データ スループット
  9. 6出力のデジタル ロー パス フィルタリング
  10. 7まとめ
  11. 8参考資料

シリアル モードでの最大データ スループット

前項で説明したように、ISO1228 は単一の SPI トランザクション (1 つはアドレス フェーズの間、もう 1 つはデータ フレームの間) で 2 つの異なる入力パケットを読み出しできます。

ISO1228 がサポートする最大 SCLK 周波数は 25MHz (VCC = 2.5V ~ 5.5V のとき) です。情報を失わずに SPI モードで読み取ることができる IN8-IN1 の最大データ レートは、データ シートのタイミング パラメータを使用して計算できます。

 モード タイミング パラメータを更新図 5-1 モード タイミング パラメータを更新

データ シートの仕様を考えると:

  • TCSCLK = 20ns。nCS の Low からSCLK の最初の立ち上がりエッジまでの時間。
  • TCLKCS = 10ns。SCLK の最後の立ち下がりエッジから nCS が High になるまでの時間。
  • TCSW= 250ns、チップ セレクト High パルス幅

単一のフレーム (アドレスまたはデータ) の時間は、Tframe = 8 SCLKbits × Tmin pulse = 8 × 40ns = 320ns を使用して計算できます。ここで、Tmin pulse = 40ns、25MHz での SCLK の最小パルス幅です。

1 つのフレームの合計時間は、合計 = TCSCLK + TCLKCS + TCSW + Tframe = 600ns であり、ISO1228 (Tui) を通過できる INx の最小パルス幅は 660ns です。そのため、SPI を使用して入力データを読み出してもパケット損失は発生しません。