JAJA866 May   2025 CC2340R5 , CC2340R5-Q1

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   商標
  4. はじめに
  5. リファレンス デザイン
    1. 2.1 LP-EM-CC2340R53
    2. 2.2 LP-EM-CC2340R5
    3. 2.3 LP-EM-CC2340R5-Q1
    4. 2.4 LP-EM-CC2340R5-RGE-4x4-IS24
    5. 2.5 LP-EM-CC2745R10-Q1
  6. 回路図
    1. 3.1 回路図の概要
      1. 3.1.1 48MHz 水晶振動子
      2. 3.1.2 32.768kHz 水晶振動子
      3. 3.1.3 フィルタ
      4. 3.1.4 デカップリング コンデンサ
      5. 3.1.5 アンテナ部品
      6. 3.1.6 RF シールド
    2. 3.2 I/O ピンの駆動強度
    3. 3.3 ブートローダー ピン
    4. 3.4 シリアル ワイヤ デバッグ (SWD) ピン
  7. PCB レイアウト
    1. 4.1 ボードのスタックアップ
    2. 4.2 LC フィルタ
    3. 4.3 デカップリング コンデンサ
    4. 4.4 水晶発振器の負荷コンデンサの配置
    5. 4.5 電流帰路
    6. 4.6 DC/DC レギュレータ
    7. 4.7 アンテナ マッチング部品
    8. 4.8 伝送ライン
    9. 4.9 電磁シミュレーション
  8. アンテナ
  9. 水晶発振器のチューニング
    1. 6.1 CC23xx および CC27xx の水晶発振器
    2. 6.2 水晶振動子の選択
    3. 6.3 LF 水晶発振器のチューニング
    4. 6.4 HF 水晶発振器のチューニング
  10. 最適な負荷インピーダンス
  11. PA テーブル
  12. 電源構成
    1. 9.1 電源の概要
    2. 9.2 DC/DC コンバータ モード
    3. 9.3 グローバル LDO モード
  13. 10ボードの立ち上げ
    1. 10.1 電源オン
    2. 10.2 RF テスト:SmartRF Studio
    3. 10.3 RF テスト:伝導測定
      1. 10.3.1 感度
      2. 10.3.2 出力電力
    4. 10.4 ハードウェアのトラブルシューティング
      1. 10.4.1 リンクなし:RF の設定
      2. 10.4.2 リンクなし:周波数オフセット
      3. 10.4.3 リンクが低品質:アンテナ
      4. 10.4.4 Bluetooth Low Energy:デバイスはアドバタイズを実行するが接続できない
      5. 10.4.5 感度が不十分:バックグラウンド ノイズ
      6. 10.4.6 スリープ時消費電力が高い
  14. 11まとめ
  15. 12参考資料

感度が不十分:バックグラウンド ノイズ

RF チャネルは選択した周波数範囲内にあるすべての無線トラフィックを受信します。チャネルは、目的の信号の他に、バックグラウンド ノイズも受信します。バックグラウンド ノイズの一部は、選択した帯域にある他の RF トラフィックです。RF パケットを受信するには、受信信号に所定の SNR が存在する必要があります。バックグラウンド ノイズが増加すると、実際上の感度は低くなります。

たとえば、伝導感度が -100dBm、必要な SNR が 7dB、バックグラウンド ノイズが -90dBm の場合、実際の放射感度は -83dBm になります。

レンジ テストを行う前には、バックグラウンド ノイズを測定してください。1 つの方法は、既知の TX ソースをすべてオフにし、LaunchPad または 既知の良好な ボードを SmartRF Studio に接続し、「Continuous RX」 (連続Tx) タブを選択して、「play」 (実行) を押すことです。得られたグラフの平均値を入力として使用すると、実際上の感度を求めることができます。