SmartRF Studio をテストに使用するには、ボードに、デバッガを RF チップに直接接続できるようにするコネクタが必要です。CC23xx および CC27xx には、LP-XDS110/LP-XDS110ET を使用します。接続する必要のあるピンは、VDDS (デバイスが外部から電力を供給されている場合は不要)、GND、RESET、SWDIO、SWDCK です。
- デバッガをボードに接続します。SmartRF Studio を開き、接続されているデバイスのリストにデバイスが表示されていることを確認します。
- 2m の距離の良好な既知のボードを 2 枚配置します。この状況では、既知の良好なボード とは、TI 製の LaunchPads です。最終製品で使用されている PHY に最も類似した、SmartRF Studio の事前定義済みの PHY 設定を使用します。
- 1 つの基板を Packet RX に、もう 1 つの基板を Packet TX に設定し、100 パケットを送信します。パケットが受信されたことを確認し、受信パケットの RSSI を書き留めます。
- TX で使用した基板を、テスト対象デバイス (DUT) と交換します。#3 で説明したテストを繰り返します。
- RX で使用したボードを DUT に交換します。TX で使用したボードを、既知の良好なボードと交換します。#3 で説明したテストを繰り返します。
- 可能であれば、その後最初に、既知の良好な アンテナを使用して測定を行い、次に、後の最終設計で使用する予定のアンテナでこの測定を繰り返す必要があります。アンテナのチューニングが不十分な場合は、感度や出力電力が大幅に低下する原因となる可能性があります。
- 結果が満足できる場合は、事前に定義された設定から、最終製品で使用する予定の RF 設定に設定を変更します。必要な RF 設定を使用して、#3 ~ #5 で説明したテストを繰り返します。
RSSI がリファレンスから逸脱している場合は、回路図およびレイアウトを確認します。