JAJSUL1C May 2024 – February 2025 DRV8161 , DRV8162
PRODUCTION DATA
DRV816xデバイスには、外部パワー MOSFET での過電流状態や短絡状態を検出するために、調整可能な VDS 電圧監視が実装されています。MOSFET 過電流状態は、外部 MOSFET RDS(on) での VDS 電圧降下を監視することによって検出されます。ハイサイド VDS 監視は VDRAIN ピンと SH ピンの間の電圧が測定されます。ローサイド VDS 監視では SH ピンと SL ピンの間の電圧が測定されます。外部 MOSFET にかかる電圧が、VVDSLVL スレッショルドをtDS_DGグリッチ除去時間より上回ると、VDS_OCP イベントが認識されます。VDS 過電流イベントの検出後、外部 MOSFET をオフにするため、すべてのゲート ドライバ出力は Low に駆動され、nFAULT ピンは Low に駆動されます。VDS スレッショルドは、VDSLVLピンによって 0.1V~2.0V の範囲で設定できます。VDS グリッチ除去時間はtDS_DGに固定されています。VDS OCPは、VDSLVL ピンをオープンにすることで 無効化できます。過電流状態が解消された後、故障状態はラッチされたままとなり、INH(IN)とINL(EN)がtCLRFLT時間の間 low を維持すると、クリアされます。