JAJSVE1B September 2024 – June 2025 ADC3668 , ADC3669
PRODUCTION DATA
この ADC は、4 種類の電源を必要とします。AVDD18 および AVDD12 レールは、ADC の内部アナログ回路およびクロック回路に電力を供給します。DVDD18 および DVDD12 レールは、デジタル ロジック (平均化およびデシメーション フィルタを含む) および LVDS デジタル インターフェイスに電力を供給します。
セクション 9.2.5 に示すように電源シーケンスが必要です。データシートの性能を得るには、AVDD18 および AVDD12 の電源は低ノイズである必要があります。DC 付近で動作するアプリケーションでは、電源の 1/f ノイズの影響も考慮する必要があります。
最上層でピンにできるだけ近い場所に、電源デカップリング コンデンサ (0.1µF) を設けることを推奨します。
低ノイズ設計に推奨される電源アーキテクチャは、図 9-10 に示すように、最初に高効率の降圧スイッチング レギュレータを使用し、その後に 2 段目のレギュレーションとして、各電源レールに低ノイズ LDO を使用します。これにより、スイッチング ノイズがさらに低減され、電圧精度が向上します。
テキサス・インスツルメンツの WEBENCH® Power Designer を使用して、個別の電源素子を選択および設計できます。1 段目の推奨スイッチング レギュレータとしては、LMS3635 および類似のデバイスがあります。推奨する低ドロップアウト (LDO) リニア レギュレータとしては、TPS7A8400 および類似のデバイスがあります。
アナログ ドメインにデジタル スイッチング ノイズが結合することを防止するため、AVDD18 または AVDD12 を DVDD18/12 と共有しないでください。