JAJU898 july 2023
図 4-1 に、このリファレンス・デザインの重要なインターフェイスを示します。
本ボードに電力を供給するために、SCCP 付き PoDL (802.3cg 準拠) 対応 10 BASE-T1L SPE スイッチまたはゲートウェイを使用できます。このようなデバイスが利用できない場合、電源を持たないメディア・コンバータを使い、24V、0.5A 電源によってバレル・ジャック経由で外部から電力を供給できます。本ボードは、SPE 接続を使わずに動作させることもできます。
PHI コネクタを使用する場合、接続されている ADC ボードに応じてシリアル・モードまたはパラレル・モードに確実に設定します。また、接続されている ADC が損傷しないように、電圧を正しく選択する必要があります。上記の設定は、TIDA-010249 との接続のためのものです。
ソフトウェア開発の際には、USB コネクタを使って UART にアクセスし、デバッグ出力を観測できます。グランド・ループ (特に PoDL 経由で電力を供給する場合) を防止するため、このインターフェイスは絶縁されています。
ソフトウェアは、JTAG ヘッダ経由で、または SD カードから読み込むことができます。
PoDL を制御する MSP430 は、対応するピン・ヘッダを使用してプログラミングとデバッグが可能です。追加の PoDL デバッグ・ヘッダを使うと、SCCP 関連データの入出力に簡単にアクセスできるため、デバッグ用にロジック・アナライザを接続できます。