JAJUA48 November   2025

 

  1.   1
  2.   説明
  3.   リソース
  4.   特長
  5.   アプリケーション
  6.   6
  7. 1システムの説明
    1. 1.1 主なシステム仕様
  8. 2システム概要
    1. 2.1 ブロック図
    2. 2.2 設計上の考慮事項
    3. 2.3 主な使用製品
      1. 2.3.1 ADS127L21B
      2. 2.3.2 REF81
      3. 2.3.3 REF54
      4. 2.3.4 RES21A
      5. 2.3.5 THP210
      6. 2.3.6 OPA828
  9. 3システム設計理論
    1. 3.1 レンジ選択
    2. 3.2 直線性と低ノイズのシグナル チェーン
    3. 3.3 較正
    4. 3.4 システム設計の追加検討事項
  10. 4ハードウェア、ソフトウェア、テスト要件、テスト結果
    1. 4.1 ハードウェアの説明
      1. 4.1.1 PCB インターフェイス
      2. 4.1.2 入力マルチプレクサ
      3. 4.1.3 ゲイン マルチプレクサ
      4. 4.1.4 電源
      5. 4.1.5 クロック ツリー
    2. 4.2 ソフトウェア要件
    3. 4.3 テスト設定
    4. 4.4 テスト結果
      1. 4.4.1 積分非直線性測定
      2. 4.4.2 ノイズ シミュレーション
      3. 4.4.3 ノイズ測定
      4. 4.4.4 まとめ
  11. 5設計とドキュメントのサポート
    1. 5.1 デザイン ファイル
      1. 5.1.1 回路図
      2. 5.1.2 BOM
    2. 5.2 ツール
    3. 5.3 ドキュメントのサポート
    4. 5.4 サポート・リソース
    5. 5.5 商標
  12. 6著者について

ノイズ測定

サンプリングされたデータからノイズも計算できます。1 PLC の RMS ノイズは、データが 60SPS で収集されているため、すべてのサンプルの標準偏差を取ることで計算できます。±10V 範囲の測定結果を図 4-12に示します。

TIDA-010970 ±10V 範囲の 1、5、10 PLC での RMS ノイズ図 4-12 ±10V 範囲の 1、5、10 PLC での RMS ノイズ

移動平均を取って、5 PLC または 10 PLC (それぞれ 5 ポイントと 10 ポイント) などより高いデータレートのノイズ測定値を取得します。移動平均は、データに Sinc1 フィルタを効果的に適用します。±1V と±100mV の結果については、図 4-12も参照してください。

TIDA-010970 ±1V 範囲の 1、5、10 PLC での RMS ノイズ図 4-13 ±1V 範囲の 1、5、10 PLC での RMS ノイズ
TIDA-010970 ±100mV 範囲の 1、5、10 PLC での RMS ノイズ図 4-14 ±100mV 範囲の 1、5、10 PLC での RMS ノイズ
表 4-5 TIDA-010970 ノイズの測定結果とシミュレーションとの関係
1 PLC でのノイズ±10V RANGE±1V RANGE±100mV RANGE
測定ノイズ (短絡入力)335nVRMS

547nVRMS

3.23μVRMS

TINA-TI シミュレーション290nVRMS

337nVRMS

1.74μVRMS