パッケージ情報
パッケージ | ピン数 VQFN (RGZ) | 48 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 2,500 | LARGE T&R |
CC1350 の特徴
- 世界初のデュアル・バンド(Sub-1GHz、2.4GHz)ワイヤレス・マイコン
- マイコン
- パワフルな Arm® Cortex®-M3プロセッサ
- EEMBC CoreMark®スコア: 142
- EEMBC ULPBench™スコア: 158
- 最高48MHzのクロック速度
- 128KBのシステム内プログラム可能フラッシュ
- キャッシュ用SRAM: 8KB
(汎用RAMとしても使用可能) - 超低リークSRAM: 20KB
- 2ピンcJTAGおよびJTAGデバッグ
- OTA(Over-the-air)更新をサポート
- 超低消費電力センサ・コントローラ
- システムの他の部分から自律して動作可能
- 16ビット・アーキテクチャ
- 超低リークSRAM: 2KB(コードおよびデータ用)
- 効率的なコード・サイズのアーキテクチャ: ROM内に
TI-RTOS、ドライバ、Bluetooth® Low Energyコントローラ、ブートローダを配置 - RoHS準拠のパッケージ
- 7mm×7mm RGZ VQFN48 (30GPIO)
- 5mm×5mm RHB VQFN32 (15GPIO)
- 4mm×4mm RSM VQFN32 (10GPIO)
- ペリフェラル
- すべてのデジタル・ペリフェラル・ピンを任意のGPIOに配線可能
- 4個の汎用タイマ・モジュール
(8個の16ビットまたは4個の32ビット・タイマ、それぞれPWM) - 12ビットADC、200kサンプル/s、8チャネル・アナログMUX
- 連続時間コンパレータ
- 超低消費電力クロック・コンパレータ
- プログラマブル電流ソース
- UART
- SSI×2(SPI、MICROWIRE、TI)
- I2C、I2S
- リアルタイム・クロック(RTC)
- AES-128セキュリティ・モジュール
- TRNG (True Random Number Generator)
- 8個の容量性センシング・ボタンをサポート
- 組み込みの温度センサ
- 外部システム
- オンチップの内蔵DC/DCコンバータ
- シームレスに統合された SimpleLink™CC1190およびCC2592レンジ・エクステンダ
- 低消費電力
- 幅広い電源電圧範囲: 1.8~3.8V
- RX: 5.4mA (Sub-1GHz)、6.4mA (Bluetooth Low Energy、2.4GHz)
- +10dBmでのTX: 13.4mA (Sub-1GHz)
- +9dBmでのTX: 22.3 mA (Bluetooth Low Energy、2.4GHz)
- +0dBmでのTX: 10.5 mA (Bluetooth Low Energy、2.4GHz)
- アクティブ・モード時のマイコン 48MHz 実行Coremark: 2.5mA (51µA/MHz)
- アクティブ・モード時のマイコン: 48.5 CoreMark/mA
- アクティブ・モード時のセンサ・コントローラ(24MHz):
0.4mA + 8.2µA/MHz - センサ・コントローラ。毎秒1回のウェイクアップで、12ビットADCサンプリングを1回実行: 0.95µA
- スタンバイ: 0.7µA (RTC動作、RAM/CPU保持)
- シャットダウン: 185nA (外部イベントでウェイクアップ)
- RF部
- Bluetooth Low Energy 4.2仕様と互換性のある2.4GHz RF トランシーバ
- 優れたレシーバ感度:-124dBm(長距離モード使用)、-110dBm (50kbps)(Sub-1GHz)、-87dBm (Bluetooth Low Energy)
- 優れた選択性(±100kHz): 56dB
- 優れたブロッキング性能(±10MHz): 90dB
- 出力電力をプログラム可能: 最大+15dBm(Sub-1GHz)、+9dBm (2.4GHz) (Bluetooth Low Energy)
- シングル・エンドまたは差動RFインターフェイス
- 国際的な無線周波数規制への準拠を目標としたシステムに最適
- ETSI EN 300 220、EN 303 204 (ヨーロッパ)
- EN 300 440 クラス2 (ヨーロッパ)
- EN 300 328 (ヨーロッパ)
- FCC CFR47 Part 15 (米国)
- ARIB STD-T66 (日本)
- ARIB STD-T108 (日本)
- ワイヤレスM-Bus (EN 13757-4)および IEEE® 802.15.4g PHY
- ツールおよび開発環境
- フル機能および低コストの開発キット
- 異なるRF構成用の複数のリファレンス・デザイン
- Packet Sniffer PCソフトウェア
- Sensor Controller Studio
- SmartRF™Studio
- SmartRF Flash Programmer 2
- IAR Embedded Workbench® for ARM
- Code Composer Studio™(CCS)IDE
- CCS UniFlash
CC1350 に関する概要
CC1350デバイスはコスト効率が優れ、非常に低消費電力のデュアル・バンドの Texas Instruments™製RFデバイスで、SimpleLink™マイクロコントローラ(MCU)プラットフォームの一部です。このプラットフォームは Wi-Fi®、Bluetooth® Low Energy、Sub-1GHz、イーサネット、 Zigbee®、Thread、ホストMCUで構成されます。これらのデバイスはすべて、中心となる単一のソフトウェア開発キット(SDK)と豊富なツール・セットを持つ、共通の使いやすい開発環境を共有しています。SimpleLinkプラットフォームを使用すると、一度で統合を実現でき、製品ラインアップのいずれのデバイスの組み合わせでも設計に追加できることから、設計要件変更の際もコードの100%再利用が可能です。詳細については、www.tij.co.jp/simplelinkをご覧ください。
デバイスは、アクティブ時のRFおよびMCU消費電流が非常に小さく、さらに柔軟な低消費電力モードがあるため、バッテリ駆動時間において非常に優れており、小さなコイン型電池や環境発電アプリケーションで長距離の動作が可能になります。
CC1350は、Sub-1GHzと2.4GHzの両方のRF周波数を扱える、コスト効率の優れた超低消費電力ワイヤレスMCUであるCC13xxおよびCC26xxファミリのデバイスです。CC1350デバイスは、複数の物理層およびRF規格をサポートするプラットフォームにおいて、柔軟な超低消費電力RFトランシーバと、強力な48MHz Arm® Cortex®-M3マイクロコントローラを組み合わせた製品です。専用の無線コントローラ(Cortex®-M0)により、ROMまたはRAMに格納された低レベルのRFプロトコル・コマンドを処理します。これによって、Sub-1GHzプロトコルと2.4GHzプロトコル(例: Bluetooth Low Energy)の両方を処理する柔軟性と超低消費電力が保証されます。これにより、実現しうる最高のRFレンジを備えたSub-1GHz通信ソリューションとともに、携帯電話アプリケーションで優れたユーザー向け環境を実現するBluetooth Low Energyのスマートフォン接続を実現できます。このファミリのSub-1GHzのみのデバイスは、CC1310です。
CC1350デバイスは、高度に統合された真のシングルチップ・ソリューションで、完全なRFシステムとオンチップDC/DCコンバータが内蔵されています。
アナログとデジタルのセンサを操作するように構成可能な、専用の自律式超低消費電力MCUにより、非常に低い消費電力でセンサを操作可能です。これによって、メインMCU (Arm® Cortex®-M3)のスリープ時間を最大限にできます。
CC1350デバイスの電力およびクロック管理と無線システムが正しく動作するには、TI-RTOSに実装されているソフトウェアによる特定の構成および処理が必要です。デバイス上のすべてのアプリケーション開発に、このソフトウェア・フレームワークを使用することを推奨します。完全なTI-RTOSおよびデバイス・ドライバは、ソースコード形式で無償で提供されます。