パッケージ情報
パッケージ | ピン数 WQFN (RNH) | 30 |
動作温度範囲 (℃) 0 to 70 |
パッケージ数量 | キャリア 3,000 | LARGE T&R |
HD3SS3220 の特徴
- 2:1 SuperSpeed マルチプレクサ内蔵の USB Type-C ポート・コントローラ
- USB Type-C™ 仕様に準拠
- 最大 10Gbps の USB 3.1 G1 および G2 をサポート
- 3A の電流アドバタイズメントおよび検出機能により、最大 15W の電力供給をサポート
- モード構成
- ホストのみ - DFP / ソース
- デバイスのみ - UFP / シンク
- デュアル・ロール・ポート - DRP
- チャネル構成 (CC)
- USB ポート接続の検出
- ケーブルの向きの検出
- ロール (役割) の検出
- Type-C 電流モード (デフォルト、中、高)
- アクティブ・ケーブルの V (BUS) 検出および VCONN サポート
- オーディオ・アクセサリおよびデバッグ・アクセサリのサポート
- Try.SRC および Try.SNK DRP モードのサポート
- GPIO および I 2C による構成制御
- 低いアクティブおよびスタンバイ消費電流
- –40℃~85℃の産業用温度範囲
HD3SS3220 に関する概要
HD3SS3220 は、DRP ポート・コントローラ付きの USB SuperSpeed (SS) 2:1 マルチプレクサです。このデバイスは、USB Type-C を実装するエコシステム向けに、チャネル構成 (CC) ロジックと 5V VCONN ソースを提供します。HD3SS3220 は、ダウンストリーム側ポート (DFP)、アップストリーム側ポート (UFP)、またはデュアル・ロール・ポート (DRP) として構成できるため、あらゆるアプリケーションに理想的です。
HD3SS3220 が DRP モードの場合、Type-C 仕様に従って、自らを DFP または UFP として交互に提示します。CC ロジック・ブロックは、USB ポートが接続されたかどうかとポートの役割を判断するため、CC1 および CC2 ピンのプルアップ抵抗またはプルダウン抵抗を監視します。USB ポートが接続されると、CC ロジックはケーブルの向きも判定し、それに応じて USB SS マルチプレクサを構成します。最後に、CC ロジックは Type-C 電流モード (DFP および UFP モードでそれぞれデフォルト、中、高) をアドバタイズまたは検出します。
内蔵マルチプレクサの動的特性は非常に優れているため、SS 信号アイ・ダイアグラムへの減衰が最小限で、ジッタはわずかしか発生しない、スイッチングが可能です。このデバイスのスイッチ・パスは、適応型同相電圧トラッキングを採用しており、RX チャネルと TX チャネルの同相電圧が異なるのにもかかわらず、同一のチャネルを形成します。