パッケージ情報
パッケージ | ピン数 Through-Hole Module (ECL) | 10 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 36 | TIW TRAY |
PTH08T260W の特徴
- 出力電流:最大3A
- 入力電圧:4.5V~14V
- 広い出力電圧調整範囲(0.69V~5.5V)
- 合計出力電圧変動:±1.5%
- 高い電力変換効率:最大95%
- 出力過電流保護(ラッチなし、自動復帰)
- 動作温度範囲:-40°C~85°C
- 安全規格承認済み
- UL/IEC/CSA-C22.2 60950-1
- プリバイアス・スタートアップ
- On/Offインヒビット機能
- 差動出力電圧のリモート・センス
- 調整可能な低電圧ロックアウト機能
- Auto-Track™シーケンス機能
- セラミック・コンデンサ・バージョン(PTH08T261W)
- TurboTrans™ テクノロジ
- 最大300A/μsの超高速過渡要件に対応する設計
- SmartSyncテクノロジ
- アプリケーション
- 複雑な複数電圧システム
- マイクロプロセッサ
- バス・ドライバ
PTH08T260W に関する概要
PTH08T260/261Wは、定格3Aの非絶縁型パワー・モジュールであるPTH04T260/261W(2.2V~5.5V)の入力電圧を高めた(4.5V~ 14V)製品です。このレギュレータは、フットプリントを縮小し、機能を向上した、第2世代のPTHシリーズ・パワー・モジュールです 。PTH08T261Wは、すべてをセラミック・コンデンサにする必要のあるアプリケーションに対して最適化されています。
4.5V~14Vの入力電圧で動作するPTH08T260/261Wは、1個の抵抗を使用して出力電圧を0.69V~5.5Vの任意の値に設定できます 。幅広い入力電圧に対応するため、PTH08T260/261Wは特に電圧調整がゆるやかな8V~12Vの中間配電バスを使用する高度なコ ンピューティング・アプリケーションやサーバ・アプリケーションに適しています。また、入力電圧範囲が広く、5V、8V、12Vに厳 密に調整される中間バス・アーキテクチャを使用した動作をサポートするため、より柔軟な設計が可能になります。
このモジュールには、さまざまな機能が内蔵されています。出力過電流シャットダウン機能と過熱シャットダウン機能により 、ほとんどの負荷障害に対する保護を実現します。また差動出力電圧リモート・センス機能により、厳密な負荷レギュレーシ ョンが可能になります。さらに調整可能な低電圧ロックアウト機能により、起動電圧のスレッシュホールドをカスタマイズす ることができます。Auto-Track™シーケンス機能は、電源システムの複数のモジュールを同時にパワーアップおよびパワーダウ ンする動作を非常に簡単に行える、定評のある機能です。
PTH08T260/261Wには新しいテクノロジであるTurboTransk™とSmartSyncが備えられています(特許出願中)。TurboTrans機能 はレギュレータの過渡応答を最適化すると同時に、電圧精度の仕様を満たすために必要な外部出力コンデンサ数を減らします 。さらに所定の出力コンデンサ数を使用する場合において、TurboTransを使用することでピーク電圧変動を減少させレギュレ ータの過渡応答を大幅に改善します。SmartSyncを使用すると複数のモジュール間のスイッチング周波数を同期できます。その結果EMIノイズ対策を簡素化し、また入力コンデンサのRMS電流要件を緩和することができます。両面基板に表面実装されているため、低背で高密度実装を実現できます。パッケージ・オプションにはスルー・ホール実装と表面実装の2種類があり、どちらも鉛(Pb)フリーおよびRoHS指令に準拠しています。