パッケージ情報
パッケージ | ピン数 SOIC (D) | 8 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 2,500 | LARGE T&R |
SN65MLVD206B の特徴
- マルチポイント・データ交換のための M-LVDS 規格 TIA/EIA-899 に互換
- 低電圧の差動
30Ω~55Ω ライン・ドライバおよびレシーバにより最高 200Mbps までの信号速度(1)に対応、最高 100MHz のクロック周波数
- Type-2 レシーバは、断線およびアイドル・バス条件を検出するためのオフセット・スレッショルド付き
- バス I/O 保護
- ±8kV HBM
- ±8kV IEC 61000-4-2 接触放電
- ドライバ出力電圧の遷移時間制御による信号品質の向上
- -1V~3.4V の同相電圧範囲により、2V のグランド・ノイズでもデータ転送が可能
- ディセーブル時または VCC ≤ 1.5V 時にバス・ピンが高インピーダンス化
- 100Mbps デバイスも提供 (SN65MLVD204B)
- SN65MLVD206 の改良された代替品 (1)
(1)ラインの信号速度は1秒間の電圧遷移回数で、bps (Bits Per Second)単位で表されます。
SN65MLVD206B に関する概要
SN65MLVD206B デバイスは、最高 200Mbps の信号速度で動作するように最適化されたマルチポイント低電圧差動信号方式 (M-LVDS) ライン・ドライバおよびレシーバです。このデバイスは、標準の SOIC フットプリントに堅牢な 3.3V ドライバおよびレシーバを搭載しており、要求の厳しい産業用アプリケーション向きです。バスのピンはESDイベントに対して強化されており、人体モデルおよびIEC接触放電仕様について高いレベルの保護を実現しています。
本デバイスは、差動ドライバと差動レシーバを組み合わせた製品 (トランシーバ) であり、3.3V の単一電源で動作します。このトランシーバは最高 200Mbps の信号速度で動作するように最適化されています。
SN65MLVD206B は類似のデバイスよりも機能拡張されています。改良部分として、ドライバ出力のスルー・レート制御により無終端スタブからの反射を最小化し、シグナル・インテグリティ(信号品質)を強化する機能が挙げられます。フットプリントの定義は同じであるため、簡単なドロップイン交換によりシステム性能のアップグレードが可能です。これらのデバイスは、-40℃~85℃での動作が規定されています。
SN65MLVD206B M-LVDS トランシーバは、TI の幅広い M-LVDS ポートフォリオの一部です。