パッケージ情報
パッケージ | ピン数 VSON (DRC) | 10 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 125 |
パッケージ数量 | キャリア 250 | SMALL T&R |
TPS40305 の特徴
- 3V~20Vの入力電圧範囲
- 300kHz (TPS40303)、600kHz (TPS40304)、1.2MHz (TPS40305)のスイッチング周波数
- ハイサイドおよびローサイドFET RDS(on)電流センシング
- プログラミング可能な温度補償付きOCPレベル
- ソフトスタートをプログラム可能
- 基準電圧: 600mV、1%
- 電圧フィードフォワード補償
- プリバイアス出力をサポート
- 周波数スペクトラム拡散
- サーマル・シャットダウン保護: 145℃
- サーマル・パッドへのグランド接続を備えた10ピン3mm×3mm VSONパッケージ
- WEBENCH® Power Designerにより、TPS4030xを使用するカスタム設計を作成
TPS40305 に関する概要
TPS4030xは、3V~20Vの入力で動作する、コスト最適化された同期整流降圧コントローラのファミリです。このコントローラには電圧モード制御アーキテクチャが実装されており、入力電圧フィードフォワード補償により、入力電圧の変化に対して即座に応答します。スイッチング周波数は300kHz、600kHz、または1.2MHz固定です。
周波数スペクトラム拡散(FSS)機能により、スイッチング周波数にディザリングを付加することで、ピークEMIノイズが大幅に低減され、EMI標準への準拠が容易になります。
TPS4030xの設計には、ソフトスタート、過電流保護(OCP)レベル、ループ補償など、ユーザーによりプログラム可能な各種の機能が組み込まれています。
OCPレベルは、LDRVピンと回路のグランドとの間に接続する1個の外付け抵抗によってプログラムできます。最初の電源オン時に、TPS4030xは較正サイクルに移行し、LDRVピンの電圧を測定して、内部のOCP電圧レベルを設定します。動作中は、プログラムされたOCP電圧レベルが、ローサイドFETのオン時の電圧降下と比較され、過電流状態が発生しているかどうかが確認されます。過電流が発生すると、TPS4030xはその状況が解消されるまでの間、シャットダウンと再起動のサイクルを繰り返します。