パッケージ情報
| パッケージ | ピン数 WSON (DSE) | 6 |
| 動作温度範囲 (℃) -40 to 125 |
| パッケージ数量 | キャリア 3,000 | LARGE T&R |
TPS610981 の特徴
- 低消費電力モードで 300nA のきわめて低い IQ を実現
- 有負荷状態でも入力電圧 0.7V からスタートアップ
- 動作入力電圧：0.7V～4.5V
- 最大 4.3V までの出力電圧を選択可能
- 最小 350mA のスイッチ・ピーク電流制限
- LDO / ロード・スイッチを内蔵
- MODE ピンにより 2 つのモードを制御
- アクティブ・モード：デュアル出力を設定値に設定
- 低電力モード：LDO / ロード・スイッチ・オフ、昇圧コンバータはオンを維持
- 自動パス・スルー
- 2V から 3.3V への変換時、10µA の負荷で最大 88% の効率 (低消費電力モード)
- 2V から 3.3V への変換時、5mA～100mA の負荷で最大 93% の効率
- 1.5mm × 1.5mm WSON パッケージ
TPS610981 に関する概要
TPS61098x は、1 セルまたは 2 セルのアルカリ、NiCd、NiMH、1 セルのコイン電池、 1 セルのリチウムイオンまたはリチウムポリマ・バッテリのいずれかで電力を供給する製品向けの超低消費電力ソリューションです。低ドロップアウト・リニア・レギュレータ (LDO) または昇圧コンバータ付きのロード・スイッチを内蔵し、2 つの出力レールを提供します。昇圧出力 V(MAIN) はメイン・システムの常時オン電源として設計され、 LDO またはロード・スイッチ出力 V(SUB) はペリフェラル・デバイスへの電力供給用です。
TPS61098x には、 MODE ピンで制御される 2 つのモード、すなわち、アクティブ・モードと低消費電力モードがあります。アクティブ・モードでは、両方の出力が有効になり、応答性能が強化されています。低消費電力モードでは、LDO またはロード・スイッチがディセーブルになり、周辺回路を切断します。TPS61098x の静止電流はわずか 300nA で、低消費電力モードのとき 10µA の負荷で最大 88% の効率を実現します。
TPS61098x は自動パススルー機能をサポートしています。入力電圧がパススルー・スレッショルドを上回ると、昇圧コンバータはスイッチングを停止し、入力電圧を VMAIN レールに通過させます。入力電圧がスレッショルドを下回ると、昇圧モードで動作し、目標値に合わせて出力をレギュレートします。TPS61098x には、出力設定値が異なるバージョンがあります。
TPS61098x は、 0.7V の入力から 3.3V の出力への変換時に、最大 50mA の合計出力電流を供給できます。昇圧コンバータは、同期整流を使用するヒステリシス式の制御トポロジに基づいて、最小の静止電流で最大の効率を実現します。
TPS61098x は 1.5mm × 1.5mm の WSON パッケージで供給されるため、回路のレイアウトを小型化できます。