パッケージ情報
パッケージ | ピン数 WQFN (RSB) | 40 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 250 | SMALL T&R |
TPS65023 の特徴
- プロセッサ・コア用の1.7A、90%効率の降圧コンバータ(VDCDC1)
- システム電圧用の1.2A、最高95%効率の降圧コンバータ(VDCDC2)
- メモリ電圧用の1.0A、92%効率の降圧コンバータ(VDCDC3)
- リアルタイム・クロック用の30mA LDOおよびスイッチ(VRTC)
- 2×200mAの汎用LDO
- プロセッサ・コア用の動的電圧管理
- 2つのデジタル入力ピンを使用してLDO電圧を事前選択可能
- リセットの遅延時間を外部で変更可能
- バッテリ・バックアップ機能
- 誘導性コンバータ用の独立したイネーブル・ピン
- I2C互換のシリアル・インターフェイス
- I2C™のセットアップおよびホールドのタイミング
- TPS65023: 300ns
- TPS65023B: 100ns
- 85µAの静止電流
- 低リップルのPFMモード
- サーマル・シャットダウン保護
- 40ピン、5mm×5mmのWQFNパッケージ
TPS65023 に関する概要
TPS65023xデバイスは、1つのリチウムイオンまたはリチウムポリマー・セルで動作し、複数の電源レールを必要とするアプリケーション向けの統合電源管理ICです。TPS65023xには、プロセッサ・ベースのシステムにおいてコア電圧、ペリフェラル、I/O、およびメモリ・レールを提供するため、3つの高効率な降圧コンバータが搭載されています。コア用コンバータは、シリアル・インターフェイスにより即座に電圧を変更できるため、動的な節電機能をシステムに実装できます。3つの降圧コンバータはすべて、軽負荷時には低消費電力モードへ移行し、可能な限り広い負荷電流の範囲にわたって最大の効率を維持します。
また、TPS65023xには2つの汎用200mA LDO電圧レギュレータも搭載されており、外部入力ピンによりイネーブルされます。各LDOは1.5V~6.5Vの入力電源電圧範囲で動作するため、降圧コンバータの1つから給電することも、バッテリから直接給電することもできます。LDOのデフォルト出力電圧は、DEFLDO1およびDEFLDO2ピンを使用して、4種類の電圧の組み合わせにデジタルで設定可能です。シリアル・インターフェイスは動的な電圧スケーリング、割り込みのマスク、またはLDO出力電圧のディセーブル、イネーブル、および設定に使用可能です。このインターフェイスはファースト・モードおよび標準モードのI2C仕様と互換性があり、最高400kHzでの転送が可能です。TPS65023xは40ピンのWQFNパッケージで供給され、自由気流環境の-40℃~85℃で動作します。