パッケージ情報
パッケージ | ピン数 SOT-223 (DCQ) | 6 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 125 |
パッケージ数量 | キャリア 2,500 | LARGE T&R |
TPS725 の特徴
- 出力電流:1A
- 固定出力モデル(1.5V、1.6V、1.8V、2.5V)と可変出力モデル(1.2V~5.5V)
- 入力電圧:最小1.8V
- 低ドロップアウト電圧:1Aで170mV(TPS72525)
- 任意の種類/容量の出力コンデンサで安定
- RESET遅延時間50msのスーパーバイザ(SVS)を内蔵(固定出力電圧製品のみ)
- 全負荷時210μAの低グランド電流(TPS72525)
- スタンバイ電流:1μA以下
- 全入力電圧範囲、全負荷電流範囲、全温度範囲(TJ = -40°C~125°C)に対する出力電圧公差:±2%
- UVLO(低入力電圧時誤動作防止)
- 過熱保護と過電流保護
- 5リードSOT223-5、DDPAK、および8ピンSOP(TPS72501のみ)表面実装パッケージ
- アプリケーション
- PCIカード
- モデム・バンク
- テレコム・ボード
- DSP、FPGA、およびマイクロプロセッサ用電源
- 携帯型、バッテリー駆動アプリケーション
TPS725 に関する概要
TPS725xxファミリーの1A低ドロップアウト(LDO)リニア・レギュレータには、最新のDSP、FPGA、およびマイクロコントローラへの電源供給に一般的に使用される各固定電圧のモデルが用意されています。また、1.22V~5.5Vの可変電圧モデルもあります。内蔵のスーパーバイザ回路により、出力がレギュレーション範囲より低下した場合に、アクティブ・ローのRESET信号が生成されます。コンデンサ無し、または任意の種 類と容量の出力コンデンサを使用できるため、ユーザが必要な過渡特性に応じて出力容量を調整できます。その結果、同じ出力電流を供給可能な他のレギュレータと比較して、TPS725xxファミリーのレギュレータを使用すれば、スタンドアロンの電源ソリューション、またはスイッチ・モード電源用のポスト・レギュレータを容易に実現できます。
これらのレギュレータは、高電流のアプリケーションに理想的です。TPS725xxファミリーは、幅広い入力電圧範囲(1.8V~6V)で動作し、ドロップアウト電圧が非常に低くなっています(1Aで170mV)。
グランド電流は全負荷時で210μA(標準)、無負荷時には80μA未満まで低下します。スタンバイ時の電流は1μA以下です。
各レギュレータ・モデルは、SOT223-5、D(TPS72501のみ)、またはDDPAKパッケージで供給されます。低い入力電圧および放熱パッドを備えたパッケージの製品では、2.5V以上の最小入力電圧や高い自己消費電流を必要とする同等製品に比べ、放熱能力が大きく、より高い効率を実現できます。これらの機能により、TPS725xxファミリーは、バッテリー駆動の携帯型機器に対しても最適な電源ソリューションとなります。
安定動作のための出力コンデンサは必須ではありませんが、10μFの出力コンデンサを使用する事により過渡応答特性および出力ノイズ特性が向上します。
最小出力電流の制限を持ち無負荷で使用できないいくつかのレギュレータとは異なり、TPS725ファミリーは出力負荷電流0mAでも安定して動作します。低ノイズ特性と、高電流動作、および容易な放熱により、本ファミリーは、テレコム・ボード、モデム・バンクなどのノイズに敏感なアプリケーションに理想的です。