パッケージ情報
パッケージ | ピン数 SOT-23-THN (DDC) | 5 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 125 |
パッケージ数量 | キャリア 250 | SMALL T&R |
TPS780 の特徴
- 低静止時自己消費電流IQ:500nA
- 出力電流150mA、低ドロップアウト電圧のレギュ レータ(2つの出力電圧設定をロジック信号で選択 可能)
- 低ドロップアウト電圧:200mV(出力150mA時)
- 全負荷電流、全入力電圧範囲、全温度範囲で3%の 出力電圧精度
- 1.5V~4.2V(工場出荷時のEPROMプログラムによ る)の2値の固定出力電圧バージョンを用意
- 1.22V~5.25Vの可変出力電圧製品または2値選択出 力固定電圧製品
- VSETピンにより工場出荷時にプログラムされた2つ の出力電圧を切り替え
- 1.0µFのセラミック・コンデンサで安定
- 過熱保護/過電流保護機能
- CMOSロジック・レベルと互換のイネーブル・ピン
- DDC(TSOT23-5)または DRV(2mm × 2mmのSON-6)のパッケージ
- APPLICATIONS
- TI MSP430を用いたアプリケーション
- プログラムにより電圧変更可能な電源レール
- 省電力モード用デュアル電圧レベル
- 携帯電話、スマートフォン、PDA、MP3プレーヤー、その他バッテリー駆動の携帯型製品
TPS780 に関する概要
低ドロップアウト(LDO)のレギュレータTPS780ファミリーは超低自己消費電力(IQ = 500nA)、小型パッケージ(2mm × 2mm のSON-6)、および2 値の出力電圧レベルが選択可能であるという利点をもっています。また、可変出力電圧バージョンもあり ますが、これは電圧レベルを選択変更することはできません。
VSETピンによりユーザはマイクロプロセッサ互換入力の制御により動作中に2 つの電圧レベルを切り替えることができま す。このLDOは特に2値での電圧制御が必要とされるバッテリー駆動のアプリケーション向けに設計されています。超低自 己消費電力(IQ = 500nA)であるため、マイクロプロセッサ、メモリー・カード、煙感知器などがこのデバイスに最適なアプリ ケーションです。
超低消費電力と2 値の出力電圧が選択可能であることから設計者はアプリケーションの動作状態に応じて消費電力をカスタ マイズすることができます。バッテリー駆動による電源回路の設計者はマイクロプロセッサがスリープ・モードの時低い電圧 レベルに切り替わるよう設計ができるため、システム全体の消費電力はさらに低減します。2 つの電圧レベルはEPROMを用 いた独自のアーキテクチャにより工場出荷時に予め設定されます。このEPROM設定により固定出力電圧製品ではVSET“Low” (1.5V~4.2V)とVSET“High”(2.0V~3.0V)で多くの出力電圧を選択することができます。必要な電圧オプションや発注情報に ついてはもよりの代理店に問い合わせてください。最低発注量も照会してください。
TPS780シリーズはTIのMSP430およびその他の類似製品と適合性があるよう設計されています。イネーブル・ピンは標準のCMOSロジックと互換です。このLDOは1.0µF以上の全ての出力コンデンサで安定します。従って、パッケージが小型であり、また出力コンデンサが小さくできる可能性があるためこのデバ イスを実装するために必要な基板面積は最小限で済みます。また、IQ(500nA)のTPS780シリーズは異常状態時にデバイスを 保護するようサーマル・シャットダウンおよび電流制限機能も備えています。全てのパッケージの動作温度範囲はTJ = –40°C~ +125°Cです。よりコスト重視のアプリケーションで2値電圧制御の機能や同程度のIQを必要とする場合は、IQが1.0µAで2値電 圧制御機能をもつTPS781シリーズを検討してみてください。