パッケージ情報
パッケージ | ピン数 LQFP (VF) | 32 |
動作温度範囲 (℃) 0 to 70 |
パッケージ数量 | キャリア 250 | JEDEC TRAY (10+1) |
TUSB2036 の特徴
- フルスピード・ハブとしてUSB仕様に完全互換: TID #30220242
- USBトランシーバ内蔵
- 3.3V低電力ASICロジック
- 1個の上流ポートと2個または3個のプログラム可能下流ポート
- 合計ポート数(2または3)は入力ピンで選択
- 常時接続された合計ポート数は2本の入力ピンで選択
- 2つの給電モード
- セルフパワー・モード
- バスパワー・モード
- 下流ポートはすべて、フルスピード動作および低速動作をサポート
- パワー・スイッチングおよび過電流レポートを一括またはポート別に提供
- サスペンドおよびレジューム動作をサポート
- 外部ロジック・パワー・ダウンのためにサスペンド・ステータス・ピンを提供
- 外部シリアルEEPROMでカスタム・ベンダIDおよび製品IDをサポート
- 3-state EEPROMインターフェイスで、EEPROM共有を実現
- PWRON用のプッシュプル出力により、外付けのプルアップ抵抗が不要
- OVRCURのノイズ・フィルタリングで、電圧スパイク耐性を提供
- 水晶入力または48MHz入力クロックで6MHz動作をサポート
- リセット後またはBUSPWRの状態変化後に、3msの間、DP0に接続された外付けのプルアップ抵抗をディスエーブルする出力ピンにより、オンボードのバス/セルフパワー動的スイッチング回路を簡単に実装可能
- 特別なドライバ要件なし、USBスタックをサポートする任意のオペレーティング・システムでシームレスに動作
- 32ピンHLQFPパッケージ、0.8mmピン・ピッチ(低プロファイル・クワッド・フラット・パック用JEDEC − S-PQFP-G)で供給
TUSB2036 に関する概要
TUSB2036ハブは、USB 2.0仕様準拠の下流ポートを最大3つ提供する、3.3VのCMOSデバイスです。このデバイスはマイクロコントローラではなくデジタル・ステート・マシンで実装されるため、ファームウェアのプログラミングは一切不要です。すべての上流/下流ポートについて、USB完全準拠のトランシーバがASICに組み込まれています。下流ポートは、ポートに接続されたデバイスの速度に応じて自動的にスルー・レートを設定することで、フルスピードおよび低速デバイスの両方をサポートしています。BUSPWRピンの構成により、バスパワー・モードかセルフパワー・モードかを選択します。DP0プルアップ抵抗ディスエーブル・ピンであるDP0PURの導入により、オンボードのバスパワー/セルフパワー動的スイッチング回路を極めて簡単に実装できます。この新しい機能ピンを使用することで、最終製品のベンダは製品に付加価値を与えながら、総ボード・コストを削減できます。
EXTMEM (ピン26)はオプションのEEPROMインターフェイスをイネーブルまたはディスエーブルします。EXTMEMがHighのとき、ベンダIDおよび製品ID (VIDおよびPID)はデフォルトを使用します。このとき、エニュメレーション時に表示されるメッセージは「General Purpose USB Hub」です。
TUSB2036は、バスパワー・モードとセルフパワー・モードの両方をサポートしています。下流ポートへの5V電源スイッチング(オン/オフ)を制御し、下流ポートから過電流状態を検出(一括または個別)するには、TPS2044などの外付けのパワー・マネジメント・デバイスが必要になります。
ポート・パワー個別制御のハブは、各下流ポートへの給電をUSBホストのリクエストに応じてオン/オフします。また、ポート・パワー個別制御のハブが過電流事象を検出すると、過電流が発生している下流ポートへの給電のみをオフにします。一括制御のハブは、いずれかのポートで電力が必要になると、すべての下流ポートへの給電をオンにします。下流ポートへの給電は、すべてのポートが給電を停止できる状態にならない限り、オフになりません。また、一括制御のハブが過電流イベントを検出すると、すべての下流ポートへの給電がオフになります。
MODEピンのロジック・レベルによって、内部オシレータを駆動する水晶入力、または外部クロック・ソースが選択されます。